9/23_今日も今日とて私は走る+鳥取で開催されたナイトウォークに参加
3日ぶりのnote更新。昨日までの2日間は鳥取で開催されるナイトウォークイベントに参加をするため自宅を離れていた。
そのナイトウォークイベントとは、鳥取県の若桜町から鳥取駅までの約30kmを肉料理を食べながら夜通し歩くというもの。
肉料理というのは、国道29号線沿いを歩くことから、肉(29)だそう。
私の家族が鳥取にゆかりがあることから、私の遅めの夏休みということで参加の申し込みをしたもの。
今日は、2日間にわたる地獄のような旅程とイベント参加を通じて感じたことを整理していきたい。
ナイトウォークに参加をしてみて
参加者は200名弱。そのうち鳥取、兵庫、岡山の近県以外からの参加者は本当に数名だったと思う。そしていわゆる地元の人はみんなグループで参加しているものだから、私のような都会人はひと目でわかるほど部外者だった。普段からランニングを習慣にしているため、30km歩くこと自体はなんともないけれど、この部外者感は最後までぬぐえず、私を苦しめた。
若桜鉄道の終点若桜駅を24:00に出発し、ゴールの鳥取駅までは約6時間。
途中にエイドステーションがあり、そこで地元に肉料理をいただける。
私はずっと先導者の後ろをひたすら歩く。国道29号線という幹線道路でも、夜中になると街灯のない場所は真っ暗。
何十回と車で通っている道でも、いまどころ歩いているのかが分からないし、普段人が多く歩くわけでもないので、歩道も荒れていて気をつかう。
周りを歩いている人はみな地元のグループなので、そんな人たちが群れをなしているわけで、当然に私のようなよそ者は誰とも会話することなく、ひたすら真っ暗な道を歩く。
周りの人とおしゃべりの一つでもできればよいけれど、約6時間半をずっと一人で耐える。途中の食事もずっと一人。一方で周りの人はずっとおしゃべりやしりとりゲームをしたりしているような感じ。
なんとなく想像はしていたけれど、30km歩くことよりも、この状況がずっと精神的にはこたえた。
地方はムラ社会の色が強いので、人と群れることを重視する傾向があるのだろう。私のように東京都心で暮らしていると、周りは知らない人だらけが当たり前なので、どうしてもギャップを感じてしまう。
私も田舎育ちだけれども、どうしても人間関係のムラ社会感が苦手。悪い人たちではないと分かってはいても、どうしても部外者だと感じてしまう。
とはいっても人付き合いが苦手な私が、部外者を承知の上でこんなイベントに参加をすること自体に意義があると思っている。苦手意識ばかりで何もしないよりはずっとマシ。
愛着やトラウマを乗り越えるためにも、一歩ずつ地道にやっていきたい。
イベントの様子は、早速テレビで放映されたようなので、リンクを残しておく。
過酷な旅程を組んだことを反省する
東京から鳥取を往復するにあたり、私の得意分野である節約(ケチ)を前面に出したプランを組んだ。
ざっと書いてしまうと、以下のような具合
9/20夜に、トヨタレンタカーの片道Goを使って東京から京都駅まで、高速道路を使わず下道で移動
9/21午後に、またトヨタレンタカーの片道Goを借りて京都駅から鳥取市まで移動(高速道路使わず下道で)
9/21深夜から9/22朝にかけて、寝ずに30km歩く
終了後、お世話になっている人を訪問し、そのまま東京まで運転(京都東ICからは高速を使う)
何がツライって約52時間一睡もせずに過ごしたこと。高速代をケチって下道を走ったことよりも、30km夜通し歩いたことよりも、はるかに睡眠不足の状況がしんどかった。
特に帰りの高速がきつかった。すぐに睡魔に襲われ常にふらつき運転の状況なので、四日市あたりからはほぼすべてのSA/PAで止まらざるを得ず、走り出しても路肩に突っ込んでしまいそうなので、ずっと80kmくらいの蛇足運転と言った具合。
鳥取を出発して約16時間。何とか無事故で自宅に戻る。ほぼ2日寝ずの状況で合計1500kmも無事故で運転したものだと、今日ばかりは自分を褒めてあげたい。
国道482号線の小代峠を走った話(酷道ネタ)
小代峠(おじろ)は鳥取県若桜町と兵庫県香美町をつなぐ、いわゆる酷道であり、冬季は積雪により閉鎖、冬季以外もこの最近はずっと災害か何かで通行止めが続いていて、峠の手前にはずっと通行止めのゲートが閉まっていた。
そのゲートが何年ぶり?に開通して、通行できるようになったとの情報を得て東京に帰る道中に、初めて小代峠を通ってみた。
私は酷道マニアとまではいかないけれど、誰も通らないようなひどく荒れた道を通るのがなぜか好きである。
車から撮影した写真を2枚だけ。
連続雨量60mmの予報で事前に通行止めになるような道路で、最近開通したといってもこんな状況。積雪?によって崩壊した路肩も、カラーコーンが置かれているだけ。
間違いなく過去イチの酷道。あと数週間すればまた冬季閉鎖に入り、春に開通するかも分からない。ぜひまた走りたい。
今日も今日とてわたしは走る(ランニング記録)
2日間にわたり全く寝ずに鳥取に行っていたので、途中は全く走れず。
ただその間に東京は完全に秋の空気に入れ替わっていて、今日の日中も最高気温が27度くらい。湿度も低くてまさに秋晴れと言った感じ。
2日ぶりとなった今日は、午後の早い時間に家を出て距離走に向かう。
昨日に30kmのナイトウォークをしているので、意外にも下半身は筋肉痛だったけれども、秋晴れの天気に支えられ25kmのジョグを行う。
日本橋→神保町→飯田橋→高田馬場→上井草→西荻窪→荻窪駅というコースで25km。もしかすると25kmを一度に走るのは人生初かもしれない。
夏の暑い時期にしっかりと距離を踏んだからか、キロ6分前半のペースで走っても全くきつくもならない。
そして走ったことによって、寝不足で壊れた体が完全に回復した。
私にとって走ることは、前向きに生きるための特効薬であり、愛着やトラウマを乗り越えるための最大の治療薬である。なんだかそれをいつも以上に実感した今日のランニングだった。
お世話になっているご夫妻を訪問
鳥取に行った目的のもう一つに、お世話になっているご夫妻を訪問するというものがあった。今の現状の報告と、引き続き私たち家族を見守っていただくようにお願いをしたもの。
私の親よりも先輩で、立場的にもすごくお偉い方だけれども、私のような人間にも真摯に向き合ってくださって、本当に頭が下がるばかり。
私もこの夫妻のような温かく強い「夫婦」になれるように頑張ろう、改めてそう決意したひとときだった。
久しぶりの自炊記録
鳥取に行った時に、道中の道の駅で新鮮な地物野菜を買っておいたので、今日は野菜を使った自炊をする。
メニュー名と産地も残しておく。
ねぎを丸々一本使ったネギ焼き(鳥取県若桜町産)
ゴーヤの塩漬け(兵庫県香美町産)
オクラのごま和え(鳥取県八頭町産)
ソーセージ(鳥取県若桜町の手作りハム工房つくしんぼ)
丸ごと蒸しなす(鳥取県若桜町産)
豊水なし(鳥取県八頭町産)
産地で売られている新鮮な野菜は、できるだけ素材の味をダイレクトに感じられるように調理をしたつもり。
東京のスーパーに並べられている野菜って、どれも形がよくていわゆる優等生ばかりだけれども、地元で売られている形や見た目は悪くても新鮮で何よりもおいしい。だから地方に行った際には、必ずと言っていいほどその地の野菜を買って調理をすることにしている。
農家の人は同じように気持ちを込めて作ってくれていて、たまたま野菜の側にちょっと不具合があっただけ。作る手間はもちろん味も愛情も変わらない。
7月9日から始めた断酒生活も今日で77日目に突入
断酒は私の変わりたいという覚悟。もう飲まなくても自分をケアすることができる。
最後に、今日も二人の子どもたちを育ててくれている妻に、この場を借りて感謝の気持ちを伝えさせてください。本当にありがとう。
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