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「首の女」殺人事件 (内田 康夫)

(注:本稿は、2023年に初投稿したものの再録です。)

 かなり以前に読んでいた内田康夫さん“浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。

 ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “浅見光彦シリーズ” の制覇 にトライしてみようと思い始ました。

 この作品は「第10作目」です。
 舞台は “福島県” と “島根県”。いずれも仕事関係の出張はありません。プライベートでは、福島は「Jヴィレッジ」と「会津・磐梯」あたり、島根は「津和野」を訪れたことがあります。

 ネタバレになるとまずいので内容には触れません。
 私には、ちょっと事件のカギとなる “小道具” がマニアック過ぎたようで、あと、ヒロインの登場シーンも取って付けたような感じがして、このシリーズにしてはスマートさという点で今ひとつといった印象でした。

 ちなみに、ストーリーとはまるで関係ない “浅見光彦トリビア” をひとつ。
 彼のトレードマークのひとつ愛車の「ソアラ」ですが、この作品のなかで初めて登場したようです。

(p86より引用) 浅見は最近、3ナンバーのソアラに乗り換えた。五百万という外車なみの価格と、むこう三年間のローンは憂鬱だが、さすがに性能も乗り心地も抜群で、福島までの距離も苦にならない。

 さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら” です。

 次は「漂泊の楽人」ですね。



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