仕事や人生に疲れたら焚き火をしよう | Whimsical Discovery #113
もともとソロキャンプやブッシュクラフトが好きだったのですが、その中での焚火は最高です。フルリモートワークになってからは更に自宅の庭で焚き火をする機会が増えました。
2020/10/20は「キャンプ好きエンジニア Meetup Vol.4」というキャンプオタクが集まるイベントに登壇し「焚き火の話」をエモ散らかしてきました。
我流の焚き火の楽しみ方
今まではキャンプ場や畑に落ちていた枯れ木などを集めたりして、焚き火をしていたのですが、徐々に管理がゆき届き始めると燃やすものがなくなってきます。最近ではアウトドアブームでホームセンターに薪もたくさん売っていますが、僕の場合はできるだけ自然のものや、廃材を使って楽しむようにしています。
単純な火遊びではありますがプロセスを通して森や周辺環境の状態をリセットしたり、無機物を地に還すことに意味を感じています。なので最近は近所の家具屋さんや建材屋さんにいただいた廃材などを使いスウェーデントーチを作ったり、安いレンガでロケットストーブをこしらえたりして楽しんだりですね。
サスティナブルな焚き火ブームの為には自然環境への配慮や消費活動の観点は非常に大切なことだと考えます。みんなで新しい倫理観を育みましょう。
炎が心にやすらぎをもたらす科学的な理由
火遊びはいろんな意味で馬鹿になりません。焚火を囲んだり火を眺めているときの穏やかな気持ちの正体は「ゆらぎ」によるものだと言われています。
ゆらぎは、光や音、振動などに含まれる特別なリズムのことで。とある大学の教授の研究によると生体が本来持っているのと同じリズムと非常に近いものであるため、人間の精神に本能的な快感や心地よさを与えてくれるのだそうです。
オンラインでのディスコミュニケーションは蓄積毒
僕はタイトルで言うほどリモートワークになってからはオンラインコミュニティや会社の環境支援のおかげでライフバランス良く楽しく過ごせています。しかし、突発的なトラブルやディスコミュニケーションによるミスはオフラインほど細やかな巻き返しが難しいためメンタルダメージが大きいです。
これは蓄積毒のようなもので、自覚しないうちにじわじわと心を蝕んでいくもので、しっかりと自分で見えない部分のケアをしないと一気に均衡が崩れてしまいます。ライフスタイルにワークスタイルが深く切り込んできたリモートワーク時代のメンタルケアに焚き火はベストなソリューションなのかもしれません。
伝統的な「3B」に新しい要素
ゲシュタルト心理学の創始者、ヴォルフガング・ケーラー氏によると、過去の偉大な発見は、3Bの環境でなされたと述べています。
3Bとは(Bath, Bus, Bed)つまり、風呂&トイレ・通勤時間(バス)、寝室でのことを指し、これらの共通点は一人で居て無意識になれる状態。また、緊張状態からの緩やかな心身の弛緩状態、所謂リラックス状態への以降がなされるタイミングでアイディアや課題発見が見出されることが多いという説です。
ぼんやりと火を見つめているだけでもそのような効果が得られるのであれば、ここに焚き火(Bonfire)のBを加えて4Bにしてしまえば良いのではないでしょうか?
創造的な精神状態を生み出す「燃活」のすゝめ
ゆらぎが心にもたらす大きな効果はメンタルケア。焚き火はホモ・サピエンスの英知であり創造的な活動や精神状態を生み出す上では非常に価値のある習慣や趣味になり得るのではないかと考えます。
仕事や人生に疲れたら「炎」を見るのがいいのではないでしょうか。サバイバル系デザイナー@norinity1103でした。
こちらのマガジンもどうぞ⛺