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【全文公開】CHAPTER 1-04 仕事や人生に疲れたら焚き火をしよう | 田舎暮らしを科学する仕事っぽくないデザイン

デザイン読書日和」という同人誌即売会&交流会で出典した『 田舎暮らしを科学する仕事っぽくないデザイン』(¥300)全60Pのスローライフエッセイ、全文公開チャンレジです。

今回は筆者の焚き火に対する愛について語ったポエム、CHAPTER 1-04 仕事や人生に疲れたら焚き火をしようの記事公開です。

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CHAPTER 1-04 仕事や人生に疲れたら焚き火をしよう

突発的なトラブルやディスコミュニケーションによるミスはオフラインほど細やかな巻き返しが難しいためメンタルダメージが大きいです。アルコールや美味しいご飯ばかりでで自浄機能を依存させるとカラダの健康を害すので、メンタルケアの代替手段のとして焚き火は非常におすすめです。

CHAPTER 1-04-01 炎が心にやすらぎをもたらす科学的な理由

焚火を囲んだり火を眺めているときの穏やかな気持ちの正体は「ゆらぎ(1/fゆらぎ)」によるものだと言われています。
ゆらぎは、光や音、振動などに含まれる特別なリズムのことで。とある大学の教授の研究によると生体が本来持っているのと同じリズムと非常に近いものであるため、人間の精神に本能的な快感や心地よさを与えてくれるのだそうです。

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図 : 効率の良い燃焼が進み、爆ぜる木材

CHAPTER 1-04-02 リモートワーク時代でのコミュニケーション不調和は蓄積毒

突発的なトラブルやディスコミュニケーションによるミスはオフラインほど細やかな巻き返しが難しいためメンタルダメージが大きいです。
これは蓄積毒のようなもので、自覚しないうちにじわじわと心を蝕んでいくもので、しっかりと自分で見えない部分のケアをしないと一気に均衡が崩れてしまいます。ライフスタイルにワークスタイルが深く切り込んできたリモートワーク時代のメンタルケアに焚き火はベストなソリューションなのかもしれません。
一口に焚き火と言っても方法やスタイルは色々あるのでご自身を取り巻く環境に合わせて日乗に取り込んでみてはいかがでしょうか?

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図 : 黙々と作業していたら勝手にできている小さな薪

CHAPTER 1-04-03 我流の焚き火の楽しみ方

最初は知人の山林や畑に落ちていた枯れ木などを集めたりして焚き火をしていたのですが、管理が届き始めると燃やすものがなくなってきます。最近ではアウトドアブームでホームセンターに薪もたくさん売っていますが、私の場合はできるだけ自然のものや、廃材を使って楽しむようにしています。
単純な火遊びではありますがプロセスを通して森や周辺環境の状態をリセットしたり、無機物を地に還すことに意味を感じています。なので最近は近所の家具屋さんや建材屋さんにいただいた廃材などを使いスウェーデントーチを作ったり、安いレンガでロケットストーブをこしらえたりして楽しんだりですね。
サスティナブルな焚き火ブームの為には自然環境への配慮や消費活動の観点は非常に大切なことだと考えます。

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参照 : 丸太に穴をあけるスウェーデントーチづくり削りカスがそのまま着火材となるので手軽な手法

CHAPTER 1-04-04 創造的な精神状態を生み出す「燃活」

アイディアが生まれやすい環境要因は伝統的に「3B(Bath, Bus, Bed)」と提唱されていますが、これらの共通点は一人で居て無意識になれる状態を指します。また、緊張状態からの緩やかな心身の弛緩状態、所謂リラックス状態への以降がなされるタイミングでアイディアや課題発見が見出されることが多いという説がありますがこれを根拠にすると、ぼんやりと火を見つめているだけでもそのような効果が得られるのではないでしょうか?ここに焚き火(Bonfire)のBを加えて4Bを提唱します。
焚き火はホモ・サピエンスの英知でありますが、創造的な活動や精神状態を生み出す上では非常に価値のある時間の使い方ですね。ゆらぎが心にもたらすメンタルケアの効果は大きいです。

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図 : ホームセンターの資材レンガで簡単にできるロケットストーブ、燃焼効率がよく火に勢いがある

まとめ

この節では、序章で解説させていただいたコロナ禍における暮らし方や働き方の変化に伴い、ココロの置所や変化に対して無意識下に溜めてしまっている「心地悪さ」を、どのように解消したり緩和していくかの一つの解決手段として"焚き火"を取り上げ、情報過多社会における「揺らぎ」というリラクゼーション、その行為を介して創造的な活動につなげる原動力を養うアイディアを紹介しました。

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これらの方法はあくまで手段といいますが、FOMO(Fear of missing out)を重んじるあまり本質的な幸福を逃してしまっているのではないかという現代人向けのゆるいポエムでまとめました。

次回に続く。



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