ルピュイの道は続く…【世界多分一周旅 ルピュイの道2023終】
フランスにあるコンクという村からルピュイの道を歩く旅を再開させていましたが、カオールという村で2023年の旅はいったん一旦終了としました。
ルピュイの旅全般をここにまとめておきます。
●2019年編
歩いた場所と距離:
ルピュイ・アン・ヴレ~コンク 207㎞
およそ1週間くらい毎日歩いて到達。
●2023年編
歩いた場所と距離:
コンク~カオール135㎞
noteは【世界多分一周旅 ルピュイの道2023①~⑨ 】で綴っています。
以下順番に①~⑨を並べました。
現時点でのルピュイの道合計歩行距離:
約343㎞!
いやまだまだやん。楽しみはちょびっとずついくタイプの旅なので、今後のお楽しみにとっておく。
●20XX年編
カオール~サンジャンピエドポー:
残り403㎞!
まだ半分ちょい残っている。
2〜3回に分けて歩き通す予定。
ちなみに、サンジャンピエドポーからスペインの西の端、サンティアゴ・デ・コンポステーラ〜フィステーラまでの900kmは歩き終えているので、残りを歩いて繋げれば、ほぼ1700kmを歩いたことになるので、楽しみです。
ルピュイの旅の全てはこのマガジンにまとめてあります。下から順に2019年編、2023年編になっていますので、2019年編も読みたい方はこちらからどうぞ。
さて。
ルピュイの道2023年編は終了し、カオールを少し散策してから、一気に1日でスペインのマドリードまで行くという無茶な旅程を組んだので、写真で追いかけていきます。
ヴァラントレ橋の次に、カオールの街のもう一つのランドマーク、サンテティエンヌ教会。
こちらの教会は、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した特徴的なもの。
ロマネスク様式については、コンクの教会の時にかなり簡単な説明をしたのでこちらをどうぞ。
で、ゴシック様式はというと、壁が薄くできた分、はめ込める繊細なステンドグラスや、高い天井が特徴的。
私のような入れたての浅い教会建築の知識でも分かる、分かりやすくて興味深い教会だった。
カオールの街を堪能した後、電車で1時間半くらいのトゥールーズへと移動。
トゥールーズで以前も食べた、名物のカスレを食べた。「カスレ」(Cassoulet)とは、フランス南西部の伝統的な煮込み料理で鍋の意味の「キャセロール」もカスレから来てる気がする。カスレは白いインゲン豆やソーセージや肉を煮込んである料理だが、土鍋で作られて、お肉は鴨のコンフィがトゥールーズ風。これが前回のトゥールーズでもめちゃくちゃ美味しかったから、またペロリといただいた。
良いね、おフランスの郷土料理は。
気取ったフレンチ料理ではなく、郷土料理になればなるほど良い。
晩ごはんにカスレで満たされた後、トゥールーズからスペインのマドリードまで、夜行バスで向かう。
ヨーロッパの貧乏旅行者、もとい節約系旅行者御用達のFlix bus。
一晩かけて、750kmくらいを9時間くらいで走り抜けた。同じEU圏内なのでパスポートコントロールはなし。あまり別の国に入った実感もないままスペインへ。
そういえば、いつも夜行バスでは熟睡できるのに、今回はほぼ熟睡できなかった。というのも、寝ていたらバスの副運転手に起こされて、「靴を脱がないで。ちゃんと履きなさい」と厳しく注意されたせい。
なんで、靴脱いじゃあかんのや。
言っておくが臭くはない。
それに親指の爪剥がれかけ問題があるから、あまり長時間靴を履いていられないのに。
そんな事情は認めてもらえず、靴を履きっぱなしの9時間の夜行バスは、なかなかの修行であった。
そして、この後、何度も何度もヨーロッパでFlix busに乗ったが、靴を脱ぐなと注意されたのは後にも先にもこの時だけだった。なんなの。
そして、早朝にマドリード到着。
愛し恋焦がれたスペインに4年ぶりに戻ってきたが、感動を味わう余裕もなく、眠気と空腹と戦って、ボカティージョを1分で食べて、さっさと宿に向かった。
続く…
サポートしていただければ、世界多分一周の旅でいつもよりもちょっといいものを食べるのに使わせていただきます。そしてその日のことをここで綴って、世界のどこかからみなさんに向けて、少しの笑いを提供する予定です。