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日本でのトランジット〜再インド 【日本#1】

そんなこんなで、怒涛の一旦帰国となった。


ちなみに、日本でもやはり喘息という診断を受け、高山病の酸欠の中で、喘息発作はそりゃ苦しいし、場合によっては命とりだったと言われた。
これってコロナの後遺症ですかと聞くと、こんな重症の後遺症はないよと言われて、逆にびびった。喘息が、アレルギー反応からきているのは間違いないとのことだった。ステロイドの薬を吸入してぴたりと咳は止んだ。
変だった右耳は、いつのまにかすっかり元に戻って、聞こえるようになった。
体重は恐ろしいほどに減っていたが、かなり取り戻してしまったことだけは、少し残念だ。

体調が戻ればまたすぐ旅に戻るつもりだったので、この期間は、長めの日本でのトランジットという扱いにしていた。
喘息は落ち着いたが、それ以上に日本の生活にも落ち着いてしまい、なかなか旅に戻るタイミングが見つけられなかった。
自信がなくなっていた気もする。
思えば、ラオスでコロナになってから、免疫が落ちたのか、いつも以上にすぐに体調を崩す繰り返しだったから、体力をつけたかった。
だが、どうしたら体力がつくのかよくわからないまま、お肉をいっぱい食べて平均9時間以上眠る日を続けていた。

世界一周航空券にしているため、もう一度デリーに戻って、続きのフライトを使用しないといけない縛りがどうにも嫌だった。
なので、インドの前に中央アジアの旅を挟もうと思った。
アジア旅をこれで終えたくなかったし、デリーからヨーロッパに飛ぶ前に、もう少しアジアを西へ旅して、沢木耕太郎の深夜特急や猿岩石のように、少しでも旅に連続性を感じたかった。ルンタのお姉さんの話を聞いた時にも改めて思ったのだが、長旅ができるのだから地続きでヨーロッパに徐々に近づいていく感じを体感したかった。
パキスタンを諦めた代わりに、カザフスタン、タジキスタン、キルギス、ウズベキスタンを旅する予定を組んだが、どうしても飛行機の予約ができなくて先延ばしを続けた。
ウズベキスタンは絶対行く予定ではいるが、デリーに戻るまでの短時間にバタバタと旅するのはやっぱり本意ではないと思い、ヨーロッパ、トルコあたりから、ウズベキスタンに戻る旅程にしようと考え直した。
一旦インドから日本に戻った時点で、西へ西へと進む連続性のある旅はもう破綻しているし、気持ちの乗るタイミングで、気持ちの乗る場所に行くことを、私のこれからの旅の方針の真ん中に置くことにした。

気持ちの乗るタイミングが4月下旬に来たので、そのタイミングでまた世界多分一周旅に戻り、私が気持ちの乗る場所、ルピュイの道の続きを歩くことにした。


そのため、デリーからシンガポールを経由して、ドイツのフランクフルト着陸し、どうにか陸路でフランスに入り、2019年の5月1日、令和になった日に中断しているコンクからの歩き旅を再開させる。
私のカミーノの再開である。
ルピュイの道は慣らし運転として、行けるところまで歩いて、友達に会ったりしつつ、そこからスペインに移動し、スペインを楽しんでから、最終的にはポルトガルの道を北上して、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩いて向かいたい。ユーラシア大陸の西の端、イベリア半島の海岸沿いを歩く。
これが、今の私の、気持ちの乗る旅先である。
気持ちが乗りに乗って、ワクワクしてきて、1日も早く旅に戻りたい。
そう思ったのがタイミングだったし、自分で出したGOサインだった。



そして、私はまたインド、デリーにいる。
旅を再開させるために。
デリーに上陸した1月下旬は、寒くて慌てて靴下を買った。
4月下旬の今のデリーは暑くて、天井の扇風機を最大レベルにして回しながら、インド映画と音楽ばかりが流れるインドのTVを見ながら、また心が躍ってきている。
フライトの前に、映画館でインド映画の見納め。間違えて英語字幕のない回を予約してしまったが、まあいいや。雰囲気雰囲気。
とにかく今は、お腹を壊さないまま、今の万全な体調のまま、インド旅を終え、アジアを出てヨーロッパに向かいたい。
今はそれだけを、ひたすら願っている。


デリーの郵便局で、2月に日本に送って
行方不明中の私の小包捜索
デリーで見つかった。
なぜ。
ハヌマーン寺院
ダラムサラでは4つし食べられなかったモモだが、
これだけいけた!
しかもチャーハン付き!
フルーツのラインナップが変わった。
マンゴーの季節!
タンドリーチャイ
このTシャツ欲しすぎた。
PS-2という映画を皆さん覚えておいてください。
テルグ語の映画。
凄かった。
デリー空港の名物トイレ


カフェのWi-Fiのパスワードが、storybeginsで、なんか嬉しかったです。

では、また次の旅で!


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