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【海外幼児教育&保育】自己肯定感

こんにちは!
カナダのカレッジで幼児教育・保育を勉強中のNorikoです。

今回は「自己肯定感」のお話です。

最近は日本でも「自己肯定感」という言葉が多く見られるようになりましたね。嬉しいです。
自己肯定感は大人にも子供にもとっても大切な要素です。

自分を大切にする。

自身の好き・苦手を知る。

自分を受け入れる。

子供は幼児期から徐々に自己の目覚めが出てきます。自分と他人の違いが分かり、自分を評価し出します。
例えば、幼児は年齢が近い子と遊ぶと真似をしたがります。
お友達は自分と違うおもちゃを持っている(自分もそれで遊びたい)、自分よりも大きな遊具で遊んでいる(自分も遊んでみたい)、お絵かきの完成度(自分ももっと褒めて欲しい)、などなど。この時に自分と似たような年齢の子の行動と自分の行動・能力を自然と比べます。

また周りからの評価も大きく影響します。
大人から「あなたは〇〇だね」と言われれば、ほんとにそのような行動や言動が多くなっていきます。
心理学的なもので、大人も例えば「今からこの絵本を読んでもらいます。赤色のものはみないようにしてください。では読み始めてください。」と言われたら、なぜか不思議と赤色の物ばかりが目に入ってくると思いませんか?
子供はほんと素直なので大人にラベルを貼り付けられるとその様な行動・言動が多くみられるようになります。

大人が「これしないで、あれしないで、〇〇しなさい」と言い続けていると子供は自然と自分は何もする価値がないんだと誤認してしまいます。

私がカレッジで学んだのは「室内は走らないで」と言うのではなく「室内は歩いてください」と子供に伝えるということでした。

幼児期の自己肯定感はその後の人生に影響します。
自己肯定感が高い人はレジリエンス能力が高い傾向にあります。レジリエンスとは困難な状況や経験・体験に直面した時に上手く立ち振る舞う能力のことです。柔軟性がある、失敗しても、落ち込んでも、回復する精神力があるということです。

子供も大人も、絶対に避けては通れない困難な状況や経験・体験は誰にでも起こります。その時にどう立ち振る舞い、自分の気持ちと向き合えるかで精神安定を保てるかが大事ですよね。 


まだまだ自己肯定感のお話はたくさんしたいです。次回はカナダのカレッジで学んだ子供の自己肯定感を高める方法のお話をしたいと思います。
応援よろしくお願いします。


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