おかえりモネ

お金をかけずに楽しめるものの一つにテレビを見るというものがあるが、バラエティもドラマも同じような価値観の人ばかりで見ていて疲れてしまう。

テレビはちょっとな…と思っていた時に出会ったのが朝ドラだ。

毎日15分しかやらないのだけど、ちゃんと毎日やってくれる。15分の中にいろんなドラマがあって少しほろっとしたり出来るのがいいところ。

朝ドラはいつも恵まれている女性のお話で、主役特典がたくさんついている非現実的なお話だけど、元気になれるなら暗い現実より明るい偽物の方がいい。

そんな気持ちで見ている今期の朝ドラは「おかえりモネ」というタイトルで、宮城で育った女の子が気象予報士を目指す?お話。

いつもはチャキチャキ元気な女の子がいろんな事に挑戦して運良く全てがとんとん拍子にうまくいっていい感じ〜となる訳だが、今回はあんまり元気じゃないぼんやりした女の子がなんとな〜く生きていてなんとな〜く気象予報士の試験を受けようかなぁ、どうしようかなぁ…と迷いながらフラフラするというお話。

辛い時に受け止めてくれる大人たちがいたり、勉強を教えてくれる同年代の医師がいたり、やっぱりよいしょよいしょで運がいい朝ドラ仕様になっているのだけど、それでも元気いっぱいの女の子じゃないというところがとても見ていて楽だ。

元気いっぱいで常に笑顔で前向きでーーーみたいなのがいいとされるのは分かるしそういうのも嫌じゃないけど、たまにはぼんやりした普通の人の話もいいなと思う。


それというのも、年齢がいった女性のドラマが少ないような気がしているから。若い子の恋愛ドラマかお仕事系では男性がメインのものばかり。

たまにお仕事系のドラマがあっても若い女性が主役で…

そう考えてみると年齢のいった女性ってテレビであまり見ないのね。。芸人くらい。PTAで大変なお母さんとか、パートで働きながら家事やっている女性とか、結婚はしていないけどバリバリ仕事をしている訳じゃない女性とか、40〜50代でたくさんいると思うんだけど、そういう人たちがテレビに全く出てこないことが朝ドラを毎回見る理由の一つなのじゃないかな〜と思う。

そして私はキラキラ輝いている訳じゃないけど毎日を淡々とこなしている女性達の生き方をもっと見たいと思っている。

実際に年齢を重ねてくると、毎日疲れていて若い男の子を追っかけたいよ〜みたいな気持ちになるのかな?(←これもうずーーっと疑問を抱いているんだけど。年齢いくと若い男の子を好きになるのか問題。)

モネはまだ20代である意味キラキラしてるのだけど、どことなく肩の力が抜けたお話なのでそんなのんびりしたところがとてもいいなぁと思うのでした。

そして、モネはいいな〜あんなに自分のことを応援してくれる人がいてさ、という気分にもなるのです。


何かしんどいことがあった時にそこから逃げてゆっくりでいいんだよっていってくれる環境とか、その中でちょっと辛口アドバイスくれて何かと話を聞いてくれるお兄さんとかって現実ではいないよね。

年齢がいってようと若かろうと、みんながみんなそういう頼れる人を探している状態で、あんなにただ黙ってるだけなのに自分から話すまでちゃんと待って聞いてくれる人がいるの本当にいいなぁ羨ましいなぁと思うのでした。

私は自分の話を誰かに聞いてもらいたいのだなぁって思うんだけど、さて話すとなると何を話そうかとなってしまう。

誤魔化すのだけがうまくなってしまって話したいことも分からないのは困ったね。

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