マガジンのカバー画像

妊活・出産編

14
小さな頃から、結婚したら当たり前にママになることしか考えてなかったアラサーが月経困難症を抱えて、ピル服用を経て夫婦で妊活に向き合った記録。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

エピソード0

======
このたびはnoteを開いていただき、ありがとうございます。
note全体を通した私の思いはこちらにまとめています。
まずはこちらからご一読いただけると幸いです。
https://note.com/norarikurashi/n/n48dabc2e3f41
======

HSP関連、育児関連と思わせておいて、
いつ本編始まんねん!
というお叱りが聞こえてきそうですが、
私の妊娠・出産

もっとみる

(番外編)わたしの産前エクササイズ

過酷な生理痛の経験から
陣痛に気付かぬまま出産に至った私ですが、
もしかしたら!その安産を支えたのかも
知れない日課にしていたメニューをご紹介します。

○散歩(30分前後)
定番ですね。
妊娠中、私はお腹のハリが少なかったため
気兼ねなく外へくり出していました。
また予定日一週間前からは、近場の歩道橋での昇降運動もルートに追加しました。

体調と相談しながら、天気の悪い日なども
無理せず、ゆるり

もっとみる

アラサーの人生計画発進

月日は流れて、今の夫と結婚します。
(やっと戻った!→エピソード0
https://note.com/norarikurashi/n/nf02b1c0122d3 )

夫には交際中から、生理が重く、ピルを服用していることを話していました。
それから、20代のうちに一人目を授かりたいと思っている、という長年の未来予想図も。

そして、結婚してから改めて、
子どもを希望するタイミングではピルを止めるこ

もっとみる

どうやって授かろうって言うんだい?

======
noteを開いていただき、ありがとうございます。
このnote全体を通した私の思いはこちらにまとめています。
まずはこちらからご一読いただけると幸いです。
https://note.com/norarikurashi/n/n48dabc2e3f41
======

改めまして、20代で一人目生む教信者です。
(でした。)

新婚から1年が経とうとしていた頃、私の前に立ちはだかる次なる

もっとみる

離婚までのタイムリミット

======
noteを開いていただき、ありがとうございます。
このnote全体を通した私の思いはこちらにまとめています。
まずはこちらからご一読いただけると幸いです。
https://note.com/norarikurashi/n/n48dabc2e3f41
======

当時、夫は仕事に追われ、一方で彼の頑張りに見合う収入には届かず、
もっと仕事に励みたい、成果を出したいという気持ちが強か

もっとみる

まあだだよ

======
noteを開いていただき、ありがとうございます。
このnote全体を通した私の思いはこちらにまとめています。
まずはこちらからご一読いただけると幸いです。
https://note.com/norarikurashi/n/n48dabc2e3f41
======

私の条件付き提案に乗った夫でしたが、
基本的には離婚を免れるよう、誠実な態度をとってくれていました。

それから彼は働き

もっとみる

胸騒ぎ

妊活中の生理は重たいのに変わりはありませんでしたが、
ピルを継続服用していたお蔭もあってか、
鎮痛剤を飲めば人間らしい生活を送れるレベルまでは軽減されました。

※血液の描写と一部ショックな内容を含みます。
苦手な方は閲覧をご遠慮ください。

しかし、その月の生理はしばらくうずくまっていなければならないほどツラく、
ドロドロした経血がしつこくだらだらと続いていました。

いつもと違う様子に、少し胸

もっとみる

いざ、産婦人科

問診票の詳細欄に、ピルの服用歴、
以前に子宮腺筋の所見がみられたということ、今回の生理の状態と流産したのではないか?と思っている
という気持ちを弱々しい字で綴りました。

診察室に入ると、白髪の初老の男性院長が静かに問診票に目を通した後、
「では、診察台へお上がりください」と特に内容に触れるでもなく奥へ通されました。
(院長の塩対応っぷりは、口コミで承知済みでした。それでも腕のよさは一定の評価を得

もっとみる

もういいかい?

結局、診察では流産をしていたのかどうかははっきり聞くことはできませんでした。

「綺麗になっている」

という言葉に、数日前まではここに宿ろうとしていたいのちがあったのではないか、そんな寂しさを抱きながら、
ただ、あえてショックなことを改めては伝えてないのかな、
と深く考えないようにして受け流しました。

それまでの妊活は、いつも「子宮腺筋」というワードが頭の片隅から離れず
もしかしたら私は自然に

もっとみる

もういいよ

私たちはいくつかの妊活手段を試していましたが、最終的にタイミング法で妊娠に至ることができました。
それは、流産の確認で受診した翌月のことでした。

その時、私は29歳。
すでに、20代で出産することは叶わない時期にきていました。

「29歳11ヶ月で生むのと30歳1ヶ月で生むのになんの差があるのさ」
※これはあくまで極論ですが

夫婦で向き合いながら妊娠というゴールの見えない霧の中を進むうち、

もっとみる

あぁ、信頼のネット情報?出産レポ①

月日は流れて、
私は無事に出産予定日を迎えていました。

「一人目は、予定日より遅くなるもんよ。」

そんなありきたりな予見さえ、
義母から投げ掛けられると素直に認めたくないのが嫁の性=さが=です。

なんか悔しい...

そんな私の思いとは裏腹に、
予定日当日の健診で子宮口は1cm。
まだまだだね、との言葉を手土産に病院を後にしました。

さらに一週間経った日の夜、
ついにおしるしがありました。

もっとみる

あぁ、信頼のネット情報?出産レポ②

そうこうしているうちに、
時計はお昼を回っていました。

そうか、もうお昼かー
少し汗ばんできたのはそのせいか・・!
そんなことを思ったタイミングで、
何かに急き立てられるようにトイレへ駆け込むと

うっ・・!

便座に座り込もうとするのに合わせて
尾てい骨あたりに衝撃が走るのを感じ、
思わず声を出していました。

これはまさかのまさか・・?

陣痛アプリをもう一度確認すると
5分~時には1~2分

もっとみる
おーい、あたしもう行くよ?出産レポ③

おーい、あたしもう行くよ?出産レポ③

まだ、生理痛よりは全然痛くはない...
本当の陣痛ってどんな感じなんだろ...うっ!

タクシーの椅子に座ることはままならず、
倒れ込むかたちで乗り込み、
移動中は深呼吸することに集中しました。

産院へ到着し、ドライバーさんが荷物を運びこんでくれるのに続いて
やっとの思いで待合室までたどり着き、
床に座り込みました。
=その日は午後休診で、他の患者さんはいませんでした=

うっ!
とお尻を突き上

もっとみる
“生まれて初めて”出産レポ④〈完結〉

“生まれて初めて”出産レポ④〈完結〉

※分娩に関する描写を含みます。
苦手な方は、閲覧をご遠慮ください。

ずん、ずんー

赤ちゃんの頭がどんどん下がっているのを
自分でも感じ始めながら
「初産って10時間以上って言うし...
この状態からあとどれくらい時間掛かるんだろ...」

ーこの期に及んで、まだそんな呑気なことを考えているとー

「ちょ、ちょっと待って待ってー!
いまは力抜い...」

・・うぅっ!

助産師さんの言葉もむなし

もっとみる