✴︎ほしがたり✴︎

おもしろきこともなき世をおもしろく。 占星術、日々の雑感、オンガク、photo、art…

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おもしろきこともなき世をおもしろく。 占星術、日々の雑感、オンガク、photo、artなど、つれづれに。       https://ameblo.jp/persicaria

最近の記事

母のdemonを笑い飛ばそう~言語化とかいろいろ。

半世紀以上生きてやっと気づいたのは「母はコミュニケーションについて非凡な傾向がある」ということ。 母、齢87。 いたって元気。私が何かいうと、基本的に「否定」から入る。 私はそのことにいつもイライラしていて、今思えば私の自己否定癖は母の「否定から入る態度」を自己内在化した結果だと思う。 ある日のこと。 母の、ど演歌カラオケに付き合い、「声がよく出てるね」とか褒めてみたりした挙句。せっかくなら私も歌おうと、最近気に入ってる「demons」(imagine dragons)を

    • 月と海王星の時間。

      色が とけあってゆく その瞬間の きらめき。 ひとつ ひとつ 点がつながって できてゆく かたち。 色あそびは 植物的。 月と海王星が かさなる時間は 何もかもが 遠く 地上で生きていく 意味を 忘れてしまうような時。 何かを たしかめるように 描いてみる。

      • ゴッホAlive~マイノリティダマシイ~

        ゴッホAliveを見てきた。 なぜかふとゴッホのことを考えてたら、翌日SNSでゴッホAliveの投稿を見かけた。終了3日前の金曜日の夕方。ふと行ってみようと思い立ち。 大雨で警報が出ていて美術館に確認すると、電車が止まったら閉館するかも?と言われつつ。 何となく行った方が良い気がして行ってみた。 警報のおかげで人も比較的少なくて、わりとゆっくり見ることができた。 音楽と映像が駆使されていて、自由に写真や動画を撮っていいというのは、とても斬新で面白かった。 生前売れたゴ

        • 冷蔵庫からのmessage

          最近、冷蔵庫がうんうん唸り始めた。 ちょっと前から、冷凍庫のドアの締まり具合がおかしいとは思ってたんだけど。 奥の方を覗くと、まぁまぁな大きさの氷の塊が出来ていて、ドアを内側から押し開ける形になっていた。 隙間はさほど大きくなかったので、ドアの下に本を挟んだりして、なんとか無理矢理ドアを閉めて、問題解決を先延ばしにしていた。 だんだんと、夜寝てても尋常じゃない冷蔵庫の音で目覚めるようになり、やばい、このままでは壊れる。。と、諦めて氷を溶かす作業に取りかかることにした。

        母のdemonを笑い飛ばそう~言語化とかいろいろ。

          太陽の時間 月の時間

          太陽が沈んでしまうと、途端に色んなことがどうでもよくなってしまう。 何をするのも面倒くさくなってしまって、仕方なく寝床にもぐりこんで朝が来るのを待つ。 そんなふうになったのは、一人暮らしを始めてからかな。 家族のリズムに合わせることがなくなったらこうなったので、ある意味自分にとっては自然なことなのかもしれない。 一般的に占星術では、太陽は能動的に生きる力、公に見せる自分で、月は受動的で無意識なプライベートな自分、と言われる。 太陽が沈んだら、月の時間。 そういう意味でい

          太陽の時間 月の時間

          人生の予告編。ときを経て気づくこと。

          2019年夏至、なぜか「行かなくちゃ」と思って、ひとりグラストンベリーに行った。 夏至のグラストンベリートーでは、黒人のひとたちが歓喜の踊りを踊り、歌っていた。 イギリスの歴史ある場所で、黒人のひとたちが賑やかに歌い踊る図は私の想定を遥かに超えていて、トーで静かに瞑想する予定だった私は、面喰って身の置き所に困ったのを覚えている。 踊っていたひとが「楽しんでる?」と声をかけてくれたけど、私は言葉がうまく話せないし、あまりに面喰っていたので、曖昧に笑っていた。 このイギリス

          人生の予告編。ときを経て気づくこと。

          天王星的トレーニング。所有からの解放。

          天王星は、あらゆる惰性や執着をひっぺがしてゆく。 牡牛座の天王星は、所有の概念を、ことごとく塗り替えてゆこうとしているみたい。 何かを所有すれば、その何かに所有される。 持つものが多ければ多いほど、不自由な人生になる。 肩書き、家族、お金、不動産、好きなものたち。 5/1の新月は牡牛座で天王星をともなって起こる。日本ではそれは脳内をつかさどる12室で起こる。そして、日蝕。影響力がかなり強い。 誰しも、所有の概念がどんどん書き換えられてゆくのだろな。 楽しみな牡牛座新

          天王星的トレーニング。所有からの解放。

          ウィークネスフォビア~弱さへの嫌悪~

          ウィークネスフォビアという言葉があるらしい。 「弱者嫌悪」を意味する男性学研究者の内田雅克氏の造語だとか。 「"弱"に対する嫌悪と、"弱"と判定されてはならないという強迫観念」のことだそう。 「弱さに対する嫌悪」 私にはそんなものはないと思っていたのだけど、意外と深いところに、そんな思いが眠っていたことに、最近気づいた。 街角で BIG ISSUEを買うことは、案外と簡単なことだ。 この寒い日々を路上で暮らす人たちを思って、いくばくかのおカネを財布から取り出すぐら

          ウィークネスフォビア~弱さへの嫌悪~

          存在意義とか。ドヤ顔とか。

          「存在意義を理解する」 というフレーズがやってきた。 それはどういうこと?と思い、頭の中をリフレインしはじめた。 一日考えて。こんなことを思った。 なんとなく牡羊座的な人たちについて。 牡羊座といえば、スタートダッシュ。 牡羊座といえば、一番のり。 牡羊座といえば、天然のピュアさで突き進む。 たとえば誰かとピクニックしてても、突然気になった岩のうえに登って、あとからついてくる人に対して、ドヤ顔をしていたりするような。 そのドヤ顔は、ときにとても可愛らしく、ときに苦笑

          存在意義とか。ドヤ顔とか。

          家族とか、母とか、心配とか愛とか。

          母になったことのない私には、母であることの大変さは想像するしかないので、どうしても偏った見方になってしまうのだけど。 それはそれとして、母という存在は、人によって「子を心配すること」を、いくつになっても自分の存在意義としているようなところもあるのかもしれないな、と。 母を見ていて、どうしても理解しがたい部分を割り切るために、そんなふうに理解してみようとしている。 いつも何かしら食べさせなければならないとか、子を空腹にさせてはならないとか。 子どもの頃はまだしも、いいオ

          家族とか、母とか、心配とか愛とか。

          双子座満月〜冬至へ。

          ここのところ なかなかハードな星模様が 続いている気がします。 明日は双子座で満月 ひとりで頑張りすぎて 疲弊してしまったとか 心の深いところの 言い分を 聞こえないふりして 過ごしてきてしまったとか もしそんなことがあるなら 一度自分の中で リセットしてみるのも いいかもしれません。 ずいぶんと 気づかぬうちに 無理をしてきた人も 多いのでは? 冬至にむけて 結局のところ 心の深いところは 何を求めてるの? という問いが 浮き上がってくるような そんな時間が

          双子座満月〜冬至へ。

          G線上のアリアとお葬式と。

          バッハの音楽は、何かしら本質的なところへチューニングしてくれる気がする。G線上のアリアを流しっぱなしにして、掃除や洗い物をするのが習慣だ。そんな時間は、心が静かになって、ノイズが消えていく。 ある日のそんな時間。 パートナーが言った言葉に、なんとも言えない感覚を覚えた。 「ゲームの中で、一度死んで再生するときのオンガクみたい。お葬式みたいな」 私はなんと答えたらいいのかわからなくて、へぇ、そうなんだ、みたいな返事をしたように思う。 少しずつ開いてきていたパートナーとの距離

          G線上のアリアとお葬式と。

          珈琲の時間

          珈琲の時間は、特別な時間。 ホッとするためのおまじないみたいな。 それはまだ、私が子どもだった頃からの。 いつも忙しくている母からの「珈琲飲む?」という言葉は、甘美な時間への招待だった。 その頃、母がいれてくれた珈琲は、お砂糖とクリープの入った素朴なインスタントコーヒー。 その味は今でも思い出せる。 母はいつもそんな珈琲の時間に、何かしら父の愚痴を話してた。 そんな時間でも、忙しい母とふたりで話せる時間は、私には大切な時間だった。 甘いミルクコーヒーを飲みなが