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【多発性骨髄腫CAR-T治療完了!!】詳細はこんな感じ!

 前回記事の作成は入院中で、こんな締めくくりになっている。

「さて、さてどうなることやら!!」

 先日、持病の多発性骨髄腫の最先端治療(CAR-T細胞療法)を受け、無事退院した。

さて、さてどうなったかと言うと、結論としては2021年に「自家末梢血幹細胞移植併用大量化学療法」(以下、自家移植)の方がはるかに大変だった。

3日間の抗がん剤治療の後、アメリカ帰りのリンパ球を体に戻したが、抗がん剤の影響である吐き気と1週間ほどの発熱があったものの、脱毛もほとんど無く無事完結!!

 楽な治療であったかと言うと決してそうでは無く、自家移植の時と比べ抗がん剤治療の効果が緩く、当時ほどの強力な下痢状態は無かったものの発熱は39度程が1週間続き、解熱剤の効果でギリギリ難を逃れた

「タイトロープ状態」であったのは事実である。

この治療は、アベクマ療法と言われ、事前に取り出した免疫細胞(T細胞・リンパ球の一種)を製薬会社のアメリカ工場で骨髄腫細胞を攻撃するように改良し体に戻す療法で、「CAR-T治療」はその総称。

骨髄腫の治療に有効なのがアベクマ療法であるとの事。
(実はその点が良く解っていなかった)

白血病や悪性リンパ腫のような他の血液のガンの場合は、同じCAR-T治療でも、その病種によって療法が違ってくるようで、先生達が今回の治療をアベクマと呼ぶのはそんな理由があったようだ。

但し、このアベクマも誰でも受けれる訳ではなく

① 内臓に疾患が無い事
② 3つ以上の抗がん剤治療を施したにも関わらず、再発してしまった
③ アベクマ治療に耐えるだけの体力があること
等、幾つかの条件があり、特に②については無事クリアーすると

「難治性多発性骨髄腫」となりアベクマ治療可能の対象となる。

因みに私の治療歴を簡単に列記すると

  • 2020年 5月  多発性骨髄腫(IgA-k、ISSⅡ期)と診断

  • 同年入院後     VD療法・D-Rd療法を実施

  • 2021年 6月  自家抹消血幹細胞移植併用大量化学療法実施(自家移植)

  • 2021年 8月  維持療法としてニンローラ療法実施

  • 2022年 7月  IgAが増加傾向となる

  • 2022年 11月 IgA929mg/dl まで上昇し、再発と診断

  • 2022年 11月 IsaPD療法開始

  • 2023年 1月  IgA 464mg/dlまで低下

  • 2024年 1月  一時低下したIgA が1226mg/dl まで上昇

  • 2024年 1月  アベクマ前治療としてKd療法実施(再発難治多発   性骨髄腫)

  • 2024年 3月  アベクマ治療の為、H大学付属病院にてリンパ球採取

  • 2024年 5月  アベクマ治療実施 現在に至る


今後、アベクマ治療を受ける方の参考になればと思い列記したが、私の場合はめでたくクリアー???
であった!!


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