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目の前を飛び交う、強い情報の扱い方

5月も必死に駆け抜けた。明日からもう6月なんて信じられない。。
最近はブログ記事だったりプレゼン資料だったり、社内外向けコンテンツをせっせと作っては伝え、作っては伝えを繰り返している。また、大きいところだけが残っている(小さいところは潰し終わっている)人事系業務の最適化にも関わり始めた。

プレゼンは別に上手ではないが、毎週変わる約5分のスピーチ内容を絶えず作り始めてまもなく1年、さすがに作り慣れてきた感はある。昔より、準備時間の見込みが立てやすくなってきているというか。やはり量が質を引っ張ってきてくれるというのはありそう。

そんな感じで伝え続けることに必死な最近、気づいたことをメモがてら少しまとめる。改めてどこかでまとめ直すことを前提に。


皆が欲しいのは「強い」情報?

情報を使って動きやすくしたり、それをもとに学習を深めたりしてもらうために伝え続けているわけなのだけど、使われる情報とシェアされる情報は明確に違う体感を得ている。
「人が求めている」という意味では、シェアされている情報の方が役に立っていそう、ニーズを満たしていそうに見えるけど、シェアされない記事でも読まれるし使われる。ただし反応がわかりやすくないから発信者すらあまりその実感はない。私が書いている情報も、たまにリアクションをいただき、どうやら役に立っていそう?くらいの実感しかなかったりする。

シェアされるかどうかの違いはどこからくるかというと、その情報に「強さ」があるかどうかでは、というのが最近の仮説。情報に何らかの「強さ」がないと、シェアしようという気持ちにすらならないのでは、と思っている。

受け身でもたくさん情報は入ってくるから、困っていないのだろう(情報過多による、飽きのような温度感はすごく感じている。これはこれで別途まとめたいところ)。なので、強さを感じるような情報しか、見たいとも思えないし、期待もできないのかもしれない。
情報に強さを感じ取れたら、役に立ちそうと期待を持ててシェアする、のだろうか。

広く発信する以上、どんな人が読むかはわからない。必ずしも全て理解してくれる読者ばかりでないだろう。広くシェアされた強い情報の一部で、賛否両論を起こしているのも珍しい光景ではなくなった。


情報「だけ」では何にもなれない

あともうひとつ。

先述の「強い」情報を中心に、日々目の前を情報は飛び交っていて、私自身もいろいろな情報にお世話になっている。
目の前を飛び交った情報に触れて掴んで、広報・人事・マーケティングだけでなく、ビジネスパーソンとして学んだことはもはや数えきれない。

でも、その学びは、別にインプット「だけ」で学びになった訳ではないなーと思い起こす。

情報に触れて専門性や論を極めることは重要だが、実行者にならなければ頭でっかちの状態だ。

私がキャリアの踊り場にいた時、周りには必ず「アウトプットファースト」を教えてくれて導いてくれる人がいて、なんとか越えることができた。ありがたいことである。今思い出せば、頭でっかちになっていた時と重なっていた気がする。

情報に触れて、頭でっかちになって、実際にやってみて思った通りに行かなくてへこんで、振り返って反省してやり方を変えて…その先に、自分の経験として抽象化して、腹落ちして、使いこなせるようになったなあと振り返る。

頭でっかちな状態は、実践者から見たらすごくよくわかる、これも最近の学び。全てにおいて、切れ味が良すぎる。
知識として判断材料にはなりえるけど、人から賢く見えるかもしれないけど、実践者がいなければ進まないし、それは人から借りた言葉でしかないし、ひどい時は鋭い切れ味で相手をおとしめるだけで何にもならない。

1年間、毎週メンバーにインプットをする仕事をし続けたところ、インプットされた人がアウトプットに移行することの大切さを実感するに至った。インプットだけではある一定のスキルアップまでしか導けない。会得するには本人がアウトプットすることが欠かせない。アウトプットして、理論を体に覚え込ませ、腹落ちするイメージというか。

でもなんで、アウトプットファーストの話は「強い」情報として流れてこないんだろうか…とも思う。きっと、アウトプットまで至っている場合が少ないんだろう。インプットだけで済ませるのは、学びとしては効率的なようで、その先には行けないので非常にもったいないこと。

情報をちゃんと扱うやり方も、自分の人生を豊かにするために一つ伝えるべきこと、人材教育に取り入れるべきことかもしれない、ということに気づき始めた最近。人事系業務を通じて少しずつトライしているので、また学びをまとめたい。


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