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すべてそろう。

自然農法で野菜作りをし、
自家製の保存食作りをしてきました。

思ったのは、全てそろってくる、
ということです。


食べるものだけじゃない、
適度な運動、
とても大切な気分転換
自然に触れる楽しみ


一言でいうなら、健康、というわけですが、
特に健康、運動、って考えなていない、
というのが大きなポイントです。

健康のために運動する、
健康のために食べ物を選ぶ、
健康な野菜を探す、買う、

といったことを以前街中に
住んでいた頃、
よく意識していました。

ところが、健康食ひとつにとっても、
意見や情報は色々です。

ある時、気がついたのは、健康を求めて何かすると疲れる、って
いうことです。

そこで分かったのは、自然農法そのものが、
健康のことを考えなくて
健康になることをしている、
ということです。


そもそも、人それぞれ、体が違う。

適度な運動量も、人それぞれ。
バナナがいい、と言っても、冬場はどうしても
体が冷えてしまう。

鶏肉がいい、といっても、養鶏場で
見たことを思い出すと、とても体にいいものとは思えない。

話が脱線するので、養鶏場のことはまたいつか改めようと思いますが、

要は、ニワトリは本来は綺麗好き、動き回ることが好き、
ストレスをためやすい生き物であること、
が大まかな特徴です。

しかし、養鶏場はその完全真逆、
まさに地獄そのものでした。

まぁ、人によってはショックを受ける人、
見て考えない、あるいは、
鶏肉の料理を想像する、
など様々だと思います。

平飼い、とは言っても、
暗くて閉じ込められたところにいるような
大量のニワトリを見て以来、
私はダメでしたね。

鶏肉を自分で買ってまでして食べることは
もう3年くらいしていません。

付き合いの料理で出てくる場合は、
食べますが、

鶏肉のことを考えることもなく、
生活は十分できています。

別に欲しいとは思わない、
かと言って、我慢やストイックに
生きているつもりもない。

むしろ、だらしがない、適当なひと、って思われているかもしれない。

食べ物であれば、考えなくても、
旬の野菜や野草は
育っています。

健康、って考えなくても、
今まさに旬のものがある。
季節の野菜は、種まきをすればある。

例えば、大根。

小さすぎて、売り物にはなりません。
10cmくらいの、とても小さい大根です。

売れない=価値がない、というわけではありません。

ピリっと引き締まった味がして、
葉っぱがとても美味しいです。

サラダでも、ヌカ漬けでも、
なんだか元気が出てくる不思議な食べ物です。

人に見せれば、バカにする人もいるかもしれません。
でも、ちいさい大根でも、味はこの上なくいい。

売れない大根の代表とでも言えそうです。
わずか10cm程度の大根、
ぬか漬けにすると、
言いようがないくらいおいしい。
一晩でできたぬか漬けです。

売れない、金にならない、でも裏をかえせば、
売っていないもの。

大根だけでも、体にはいい感じは
一口でわかります。

もし、大根を植え忘れていた、
と言っても、こぼれ落ちた大根の種で
実っているものもある。

要は何もしていないのに、
実っている。不思議に思えますが、実際にあります。

野草も季節に応じて、
生えています。

今なら、ハコベは目立ちます。

ハコベです。カイワレ大根を買わなくても十分です。生でも、味噌汁にもあいます。

玉ねぎがない、って言っても、
ノビルという野草なら、ほぼ玉ねぎのような味です。
しかも香りが玉ねぎよりもいい。

らっきょうも一度植えたら、
いつでも取れる。

早いですが、冬から春の貴重な野菜です。


カロチンが、ビタミンが、
なんて考えなくても、
季節の果物が実っています。

例えば、柿はまさにそうです。
外で育った柿、とても貴重なものですが、
一部は、自由にとっていいと言われています。

許可をとった上ですが、見渡す限り、
誰も管理していない、柿をとらない、
そして、無惨にも柿の木を切ってしまうひともいるくらいです。


干し柿を作っていますが、意外にも作る人は少ないです。
渋柿の皮をむいて干せば、ぬか漬けの隠し味から、調味料、
そのままでも
お菓子そのものです。


喉が渇いたなら、熟した渋柿を食べても十分満たされます。

熟した渋柿。
皮むかなくてもいけます。
甘くておいしく、完璧なデザート。

色からしても、きっとカロチンなど
あると思います。

ここでも、思ったのは、健康について考えていないことです。

健康について、意識しなくても、
良いものを取り入れているわけです。

収穫作業や歩いて菜園に向かうと
もうそれ自体は運動。

キクイモ掘ればそこそこの労働にもなる。
でも労働とは考えていない。

気分転換、自然観察、
自然に触れる、生き物を見る、
土の匂い、
鳥の鳴き声、
たまに見かけるキツネ、
昆虫の写真撮る、
何か感じる。

何気に機械使わない野菜作りを
通して貴重な体験しているわけです。

この時は健康について考えていない。

喉が渇いて、甘いものもほしい、
となれば、ジュクジュクの渋柿がとても
美味しいです。

元気になるか、何か良いエネルギーは
きっとある。

美味しく感じらる、今、手に触れている、
目の前にあるもの、
まさに旬のものです。

旬のもので美味しく感じられる、
さらに、間近で見ていると、
何か元気にしてくれるものが
あるんですね。

実際に見て、触れて、手に取る。
冷凍や缶詰などでは決して感じないような
感覚があります。

だから、あえて遠くの国の果物や
不自然な環境で育てられた鶏肉、遠い国からきたサーモン、
特になしでも十分に生きていけると
思っています。

たまに食べる機会があるとすれば、
提供された
料理であること、
お土産など。

つまりそう毎日、しょっ中
食べるものではない、って
言うのが思うところです。

マグロ、ウナギ、牛肉なども
同じように思います。


毎日見かける野草、野菜、
ときどき買うとすれば、近海の魚、
昆布、かつお節一本、などで概ね美味しい料理はできてしまいます。

高級な料理を食べに行くなどすれば、
経済に協力することになりますが、
果たして、自身の健康につながるかどうか。

グルメもたまにはいいかもしれませんが、
食欲にまかせて
過ごすのがいいとは
とても思えません。

でも我慢ではない。

畑に生えている野菜、
ちっぽけで売れないもの、
野草、
季節の果物、
野いちご、ラズベリー、
酸っぱいミカン、その他季節の果物、

とてもおいしい。
貧しいように見えますが、
そんな視点ではなく、

体に必要なもの、という視点で
あれば答えは変わる。

野草や小さな野菜は
高級な料理に負けてはいない。

しかし、どれも経済には
協力していません。

そもそも、ちゃんと自然農法をすれば、
買うものがない。

農機具も、ガソリンも、農薬も肥料も
使わない。

ちなみに私は電動草刈機も処分したので、
大鎌でいけています。

これだけは、誰も通じないけど、事実です。
鎌をギンギンに研げば、
草刈りもいけます。

まして、耕さないで野菜が
できているわけだし、
地域の農機具メーカーにも
協力していない。

農協にも入らず、通わず、まったくもって
経済から離れている。

でも、経済に協力しないものって
身近にあっていいもののように思えます。

というは、普段から自然に触れ、自然のもの、季節のものを
食べて、適度な農作業をすると、
健康について考えなくても体が軽い。

農作業といっても、体全体を使う。
掘る、引っこ抜く、枝を折る、
持ち運ぶ、洗う、など多数。

また植物や生き物について
見て感じると、
人間だけが傲慢になって
いることに気がつく。

こういった野菜を収穫するにも
冬眠中のカエルやムカデに合います。
気が付かないだけで、多くの生き物を
殺していると思います。
疲れたら、柿で休憩を。

自然に触れるようにしていると、

自転車で20分が別に遠くない。
少々の寒さでこごえることもない。

とにかく、体が軽い。

タンパク質が、栄養が、なんて言って
考えたり調べることもない。


脂っこい牛肉など食べらたら、
後になれば体は重いし、眠くなる。

頭もさえない。

消化に相当なエネルギーを使って、
疲れてしまうのかも
しれません。

10代20代であれば、まだいいですが、
きっと体にのしかかってくる負担が
あるんじゃないかな。

エネルギー、って栄養素だけじゃなくて、
その旬のもの、そのときどき目の
前にある植物に
大きなものがあると思っています。

旬のものと、先人の知恵で作る
お味噌や味噌汁
などの発酵、保存食、

たまに買う海藻や魚介類、
あとは好みに応じて
適当なものを、という感じでいいのかと
私は思っています。

となると、大半は経済に不協力なもの
が多いですね。

味噌にしても、豆麹をつくり、
木だる熟成味噌、2年以上時間をかける。
年中常温で木樽で保存。

木樽だと豆麹がとてもよく発酵し、おいしい豆味噌ができます。夏場ですら、常温で何年でも持ちます。

笹で蓋をする。

アルコール消毒、発酵管理、
菌の検査等皆無。

衛生管理不十分でアウト
となるでしょう。

塩と梅だけで仕込んだ天日干しの梅干しも、
梅林をもっていない限り、割りに合わない。

そもそも、売るなら、相応の場所、
許可もいる。

素手でかき混ぜて、手の常在菌、
ぬか漬けおいしい、

なんて言っている時点で、
衛生管理もアウト。

市販なら、手の消毒、また今なら素手で
触れるぬか漬けもダメだろう。

図書館で借りてきた昔の
本を参考にしている、先人の歴史と知恵が〜、
なんて言っても、当然通じるはずはない。

さらに経済の世界に入り、一儲けするなら、
おそらく、原価を抑えるだろう。

アルコール殺菌もするだろうし、
良いものからだんだん離れ、

やっぱりお金重視になって
しまいそうです。

わるいことではないかもしれませんが、
どうも経済と健康は比例しないように
感じています。

自家製、とことん元の形、極論ですが、元に近いところに行く。

コーヒーであっても、理想は豆の栽培からじゃないかな、ってことです。
現実にはできそうにないから、
インスタントより豆、

粉より、豆、豆より、生豆、いい豆を
選んで自家焙煎、という
いわば手間をかけたものがよさそうです。

野菜なら種まきから収穫。

収穫や洗う手間があるけど、
それを手間と思うかどうか。


岡本太郎が
「健康のことを考えないのが、健康」
ということを言っていますが、
結構奥が深いととらえています。

健康、って追い求めていけば、
疲れるか楽しくはない。

健康と考えずに何か瞬間に
楽しむようなことがある、
そこに健康がついてくるのではないか、
と。

岡本太郎の言葉には
瞬間瞬間という言葉が目立つ。

健康なんて考える暇があるなら、
他のことに熱中した方がずっといい、
と言っているのだと思います。


要は作業を手間と考えずに、
何か楽しみが持てるといいです。

でも色々するにもエネルギーがいります。

どこから来るのか、湧いてくるのか、
って考えてもわからない。

ただおそらく、生き物や自然、植物に触れることに何かあると
感じています。

自然からエネルギーを受け取る。
そして体を使う。
使わないと多分、疲れるという不思議さ。

やっぱり考えたら
おかしくなりそうですね。

山の柿ですが、アルコール、熱湯消毒なしでできます。

夜は相当冷えるのに日中は柿の蜜を吸っている。羽はぼろぼろでした。何かにやられたのかも。
生き物を見る、これもエネルギーになる。
3メールくらいに伸びたススキもキクイモより
背は低かった。中心にあって、守護神みたい。
ススキの周りは豊作。
掘る、折る、収穫、運ぶ、考えなくて
運動になってます。
アピオスも実ってきました。
アピオスとキクイモだけでも
十分な栄養もありそうです。

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