緑茶
以前、手作りの緑茶を
いただいたことがあって、
結構美味しかった。
そんなわけで、去年から緑茶を
作っています。栽培ではなく、
生えているお茶の葉の活用です。
ただ、味が薄くて、
毎回よくわからないお茶。
先月読んでいた複合汚染という本で、
緑茶の話が出てました。
1970年代の話ですが、
肥溜めでできたお茶は、
化成肥料でできたものとは
全く違う、いう話がありました。
実は近所の山にはお茶が自生しており、
付近の環境はとてもいい。
土は長年の積み重ね等でできた、
腐葉土。 近くに畑がないから、農薬散布の影響もない。
新芽を取って、生で口にしてもすれば、
緑茶そのものの味。
決して悪い環境ではない
資源は溢れてるし、
久々においしいお茶が飲めるかも、
と少し期待もしながら
お茶作りしてみました。
こういう手作りは、
とにか思ったら吉日、
時期逃せばまた来年以降か
永遠にない、
って考えた方がいい。
考えると、調べたり、
また他を気にしてしまうので、
先に茶っぱを採取しました。
前日の夕方にお茶の新芽を収穫し、
洗って風通しの良い外で
一晩干しました。
翌日、さっと蒸していると、
お茶の香りが広がる。
こういう香りが漂う瞬間て、
手作りして、良かったって思える瞬間。
どう仕上がるかなんて
わからなくてもいい。
気軽にやってみました。
葉っぱを洗って、蒸して、
ねじって乾かす。
コツとかあるんだろうけど、
調べ出すと、途中で面倒に
思うことがあったので、
また他の時にでも。
図書館で適当な本でもあれば、
見るかな、
っていう程度にしておきます。
原材料さえ良ければ、あとは大丈夫、
という甘い考えです。
なるべく手早く、
楽しめる感覚を失わない程度にします。
こういう地味な作業を
するときのポイントは、
去年作ったものを直前に飲むことです。
去年の手作り品 (緑茶のはずが、紅茶かウーロン茶になってしまったもの、薄味だけど、甘さが残る、不思議なお茶。)を飲むと、
また作りたくなる。
作りたい、って思えてきます。
あとは、効率よくできるような
調理器具が
あると十分です。
大きな鍋って、やっぱりあるといいと
改めて思います。
使うのは、コーヒーの焙煎使っている、
直径約30cmの雪平鍋。
蒸せば、台所に漂う、
お茶屋さんのような香り。
1−2分程度蒸したあと、
丸める。
そして乾燥させる。
天気が良かったので、
風通しの良いところに
置いておきました。
そして、夜にだいたい
できたお茶を入れてみました。
色が薄い。
味も薄い。
だめだめ茶、ってやつですが、
味はいい。
甘さがすーっと残る緑茶です。
これは、三百円程度の
緑茶にはない味です。
多分、蒸す工程、
また茶葉の選定でも
ポイントは
色々あるんだと思う。
でも、一度でもやっておくと、後で
図書館にでも行った時に、
ふと思い出して
お茶の本を見る。
そんな程度でいいかと。
薄いけど、
薄さという課題をクリアーしたら、
結構いいお茶になりそう。
やり方によっては、紅茶にもウーロン茶にもなるし、
お茶の木は裏山から、山道にかけて、多々あります。
みる限り、お茶を採取している人は
皆無。
むしろ、草刈機で刈り取られて
いるのが現状です。
切られるから、
新芽はどんどん出てくる。
お茶があるのは知っているけど、
ほとんどの人は
面倒か、興味関心そのものが
ないんだと思う。
それに、数百円程度で
茶の完成品は買えるから、
あえて作ろう、なんて人は
ほとんどいない。
実際にやってみて、
お茶っぱの採取にかかる時間、
また途中でヘビに出会ったり、写真撮影などもしてしまうと、
結構な時間がかかってしまいました。
とにかく色がとっても綺麗だったので、
手でそっと捕まえてみたら、
すごく臭い匂いを出しました。
ヘビはよく出会い、
ヘビを飼う人の気持ちは
今では想像できます。
でもこの匂いはもうこりごりです。
これ以上ないというくらい、
くさい蛇でした。。
あまり関わらない程度が
いいですね。
シロマダラ、元気に過ごしてくれたら
嬉しいです。
ヘビ、カエル、
トンボの撮影もしていました。
決して暇なわけでもない。
じゃなぜこんなことを
するのかといえば、
たぶん、完成品よりも、
途中で楽しんでいるんだと思う。
茶っぱをかじったり、
野いちごをたべたり、
また適当にマクロ写真を
撮ってみたり。
気分転換になっていたのだと思います。
ヘビは以前は苦手でしたが、
出会えば、慣れてきます。
まず動きが美しい。
色も芸術作品以上。
スムーズな動きと、
身の危険を察知した時の
戦闘体制に入る姿、
ヘビは結構かっこいいです。
という脱線があるのが
いいかもしれません。
さて、お茶、
確かに薄い味です。
でも、一晩、急須に入れたままにしておいたのを飲むと、
結構いい味ですね。
味がすーっと、染み込んできて、
甘さが残る。
これは、深蒸し緑茶なんかとは、
全く違う感じです。
売り物にはならないだろうけど、
水出しで長時間かけて
抽出したら、結構いいかもしれない。
4−6月、って色々と
できることがあります。
桑の葉もいっぱいだし、
どくだみも花が咲いてきた。
柿の葉もだんだんと色が
濃くなりつつある。
売っている物の中には、
手作りのようなものもある。
道の駅などに行けば、
色々とあります。
でも、どことなく思うのは、
できるだけ作った方が
いいような気がする。
うまくできる、できないではなく、
環境があるなら、作ると何か新鮮な気がしていい。
紅茶、ウーロン茶などが
身近な茶葉でできるのは、
結構いいように
思えてきました。
また薄い味になるかもしれないし、
どうなるかはわからない。
薄い味でも、意外に美味しく
感じるのなら、
お茶の葉っぱは、結構いい
品質かもしれません。
ちゃんと調べるといいんだろうけど、
また次にします。
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