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詩に興味があって、勉強しているうちに認知科学を知ったので、英語でネド・ブロックさんの論…

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詩に興味があって、勉強しているうちに認知科学を知ったので、英語でネド・ブロックさんの論文を読めるように、勉強中です⭐

最近の記事

しあわせなあたま

ぼくはしあわせになった 苦い音楽を聴くよろこび 知らない物語のたくさんある嬉しさ 感情を言葉にする楽しさ 味の消えないガムのように 毎日繰り返し夢を見ることができる その夜眠れることができれば 悲劇を観て苦しみを知る 喜劇に触れて笑う あたりまえにできることが 今できていることの不思議 いつだって信じていられる 忘れないでいられれば なぜだか壁に頭突きして いつの間にか突き抜けていた そんなことがあった 感覚が麻痺してきたら ひと息つけばいい 優しい笑顔は強くて美しい

    • 和(なご)み

      あなたといると和(なご)む

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      • 二人で笑って

        あなたがいないと歌えない

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        • Googleさんに、あいさつしたことあるひと~!? https://ameblo.jp/nononappaaaaaa/entry-12630330000.html

        しあわせなあたま

          「掘削」

          誰かが資源を掘り起こして 今につながっている 歴史は雄大だ 二度と変えられないものは何か うみ出そうとしているのは何か 何をどうこすのか 僕には全身で考える癖がある 何かが訪れ宿り 見つけられることを直感する 作業の途中で見失うことを恐れず 自分から動き出すことで 勘が働くようにする あるべき姿がそれぞれにあって 大地にだれもがいられる 得たものを活かしてきづく人がいて 僕も君も渡ったり住んだりすることができる 見ることができるものを見尽くしたい 深く掘った跡や盛られた土 取

          「掘削」

          「化粧」

          丁寧に洗顔して できる限りの保湿をして 下地をつくり込んで リキッドとパウダリーの ファンデーションで濃淡をつけて 入れすぎないシャドウとチークをすると それで一日、気分がいい 特別な日には濃いめにして お出かけから帰って つけまつげを外して それでもアイシャドウが うまく発色のバランスを保っていると そんなことだけど、しあわせだと思う メイクでつくり込んだ顔も すっぴんも どちらも私なのであって 鏡を通してしか見られないのであって 誰かに 「今日はいい表情してるね」とか

          「化粧」

          「五月、晴れ」

          庭仕事を終えて おなかいっぱい食べて くたくたに疲れて 昼寝をして 外に出て空を見ると 何もないように見えて とほうもなくむなしくなって ぼ~っとしていると きらきらと無数の 何かが飛んで舞うように見えて 隙間がないほどにあって それは残像でもあって なつかしくて いまがかがやいていて 誰かの声を聴きたくなりました さっそく本を読もう 音楽を聴こう それから夕飯の支度をしよう って動きたい力が わいてきて 静かでいてあたたかい気分です どこかが痛んでいるけど すごく気持ちがい

          「五月、晴れ」

          「ある」と「ない」

          「ない」は、ない? 「ない」は、ある? 時間と空間があるおかげで、 「ない」と言えるのかな? 重力は空間のゆがみだったっけ? ゆがみのおかげで地面に立てるのかな? すべての物質には引力があるんだよね? エネルギーなんだよね? 僕と君もたまに惹かれ合うよね? エントロピーって 「ある」からこそだよね? そもそも「ない」ものには 散らばることができないよね そもそも「ない」ものを求めてしまうことも 人にはあって 夢を追いかけたり 挫折したりしてさ でもそういうことがあるなかで 「

          「ある」と「ない」

          「とけたためらい」

          好きなときに好きなだけ 手近に読みたい本を積み お気に入りのペンや付箋やメモ用紙や 心地よい音楽で満たすことのできる 自分だけの机で 波打つ未知に飛び込む 深く限界まで潜ってから ふと水面に浮き上がるとき コーヒーの豆を挽こうと思う ミルを挽く動作は こわばった肩をなめらかにする それから 向こうの部屋で仕事している君を思う コーヒーの香りで空気を入れ換えよう マグカップを手に取って 几帳面に閉じられた扉を押し開ける 君の机に置こうとしたとき ふいに手が止まり 忘れていたため

          「とけたためらい」

          「宵」

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          「再会」

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          「再会」

          「散歩」

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          「散歩」

          「誘い」

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          「誘い」

          「ためらい」

          玄関で泣いた どこへも踏み出せないことを泣いていた 夜のベランダで泣くときは 空か地面へ吸い込まれてしまいたかった かなしい理由と 目的のなさと ほとんどを苦悩に埋められた 経過だけがただあって わけがわからなくなっていた いつかいくつもの出口で やはりへたばりうなだれて 何度歩けなくなっても どんな真実より この感情を わかろうとしなければならない 気づいてからはもがいた 冴える器官に吐息をきざみ 自分自身を確かめる 青い旋律は無作為に降

          「ためらい」

          「目次」

          ためらいひるみながら 誘われた気がして歩き出した 散歩をするうちに彼と出会う 再会して見た花は香りがよく 宵に吹く風は激しく甘く 私は信じたくなった ホームに私は一人で立ち 私の中にあなたを見たい

          「目次」

          「抱擁」

          乳児を抱いて思う 声を届けたい 幼児を抱いて訊く 好きなのは何? 僕はいつも君を胸に感じて うたっていける気がしている 君に抱き締められたとき まぶしくて悲鳴をあげた 誰かを抱きとめるために 僕たちは生きているらしい

          「抱擁」