「五月、晴れ」

庭仕事を終えて
おなかいっぱい食べて
くたくたに疲れて
昼寝をして
外に出て空を見ると
何もないように見えて
とほうもなくむなしくなって
ぼ~っとしていると
きらきらと無数の
何かが飛んで舞うように見えて
隙間がないほどにあって
それは残像でもあって
なつかしくて
いまがかがやいていて
誰かの声を聴きたくなりました
さっそく本を読もう
音楽を聴こう
それから夕飯の支度をしよう
って動きたい力が
わいてきて
静かでいてあたたかい気分です
どこかが痛んでいるけど
すごく気持ちがいい
穏やかに花が降るような
虹を見たような
恋に落ちているような
そういうものを味わうために
生きてるよね?
って誰かに言いたくなりました

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