しあわせなあたま

ぼくはしあわせになった
苦い音楽を聴くよろこび
知らない物語のたくさんある嬉しさ
感情を言葉にする楽しさ
味の消えないガムのように
毎日繰り返し夢を見ることができる
その夜眠れることができれば

悲劇を観て苦しみを知る
喜劇に触れて笑う
あたりまえにできることが
今できていることの不思議
いつだって信じていられる
忘れないでいられれば

なぜだか壁に頭突きして
いつの間にか突き抜けていた
そんなことがあった

感覚が麻痺してきたら
ひと息つけばいい
優しい笑顔は強くて美しい
胸と腹に迫ってくるものが
いつもわかるあたまでいたい

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