雑記

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11月24日 三つの棺

図書館で借りた本には、前に読んだ人がしおりがわりにしていた物がそのまま挟まっていることがある。

ジョン・ディクスン・カー『三つの棺』にも細く折り畳んだ紙が挟まっていた、開いてみるとタリーズ日本橋店のレシートだった。
その人はSuicaでコーヒーを一杯購入していた。
レシートは印字面をきちんと中にして角を合わせ、几帳面な短冊形だ。

この本は近所の図書館の蔵書で、ここは日本橋ではない。
私の前に『

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11月12日 11月11日

悩みごとや欲しいものをストレートに夢にみるタイプだし、夢占いってそこまで意外性のあることは書いていない印象がある。
だから夢診断などは滅多に見ないが、浮いた時間になんとなく複数の夢診断サイトをみた。
物心ついた時から現在まで何度もみる「何年も前に庭に埋めた死体が、今まさに警察に見つかりそうで本当にやばい」という夢。
要するに死体を隠す夢。
は、人に言えない大きな秘密を抱えていて、それに強くストレス

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11月8日 キスもどうしてそうなった?

すっかり常識になっているけど考えてみたらなんで? と思うことが、生きているとままある。
その中のひとつで何度も人生で思っているのが、キス、くちづけ、って誰がいつ何ではじめたんだろうということ。
口と口をくっつけるってなんか……ちょっと面白いなと。キスという知識がないとけっこう滑稽なことしてると思って。
性行為はに種の繁栄という最終目的があって、それを当人たちが感情に結びつけて愛情表現とするのわかる

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11月3日 考えごと遊び

本を読むのは好きで、たくさん読みたいと思うけど……
毎日沢山の本が出版されているのに、1冊でも多く本を読もうと思うのは、虚しい。
映画だって1本観るのに2時間かかるが、世界では2時間にひとつくらいは映像作品は生まれ続けているような気がする。
観た数読んだ数がものを言うわけではないけど、毎日ひとつでも多くのことを知りたいと全力疾走するのにどれほどの意味があるのか、不死身になってすら追いつけないような

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11月1日 1番好きな炊事

1番好きな炊事は、米を研ぐこと。
柔らかく優しい研ぎ汁の匂いと色と感触に緊張が解ける。
冬には差し込んだ冷水に、身体が驚くのもたのしい。
無洗米なんてとんでもない。

煮て甘くくたびれた玉葱が好きで、よくたくさんの玉葱を使う。
手に少し、石鹸でも落ちない玉葱の香りが残る。
そのことが、以前よりも好きになっている。

特別料理上手でもないしコンビニの物もおいしいと思うけど、すべて自分好みに作れるとい

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9月15日 悪夢のセルフアラーム機能

まだやりたいことがあるのにうたた寝してしまうとき、そのまま寝落ちしてしまわないためのセルフアラーム機能とばかりに大抵怖い夢をみて飛び起きる。

今夜は、すぐそばに友人がいるのに声が届かず、痛みや恐怖を膨らませながら徐々に崖から落ちていく夢だった。
落ちたら確実に死ぬかと言われると、打ちどころが良ければ(良ければ?)後遺症の残る大怪我で済む(済む?)ような岩場で、今後の人生で苦しみ続けることを直感し

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9月5日 湯桶読み

本を読むとき、気になった表記があるとそこに付箋を貼っておいて、読了後に調べて(アナログの)ノートにまとめることを習慣としている。

先日『美濃牛』という何かとどっしりしたミステリを読み終えて、その本に挟んだ付箋部分をネットで調べた。
そのうちの1箇所が『湯桶読み』に関しての表記だった。
登場人物が自分の俳号『春泥(シュンデイ)』を指して、「湯桶読みするとはるでい、パロディ。江戸川乱歩が作中で自身の

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9月3日 たけかんむり

今日お昼を食べながらアニメを観ていたら、EDのスタッフロールに昔の知人に似た名前があった。
知り合いの知り合い、くらいの。
途端、今朝その知人の夢を見たことを思い出した。
目覚めた一瞬しか憶えていなかったような些末な夢は、そもそも記憶していないから思い出したり忘れたりできない、と思っていると、意外とちゃんと引き出しに仕舞われている。

アニメや漫画で出てくる『心配かけてごめん』というセリフ、他人に

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9月2日 切り株というもの

雨上がりの公園を通りかかると、樹の下に猫が3匹集まっていた。
1匹は枝葉から零れる小雨のような雨粒から逃げてベンチの下、1匹はのびのびと樹の幹で爪を研ぎ、1匹は彼が気を削がれずリラックスして爪を研げるように(と、言わんばかりに)背筋を伸ばしてあたりを見張っていた。
3匹の性格や関係がそれぞれわかるようで、彼らにとっても私たちにとっても、三位一体1匹として欠かすことのできない落ち着いたバランスなのだ

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7月4日 助詞を抜いて

随分随分久しぶりに、昼過ぎまで眠った。
忌避しているうち、起きたら昼過ぎなんてことは
気づけばすっかり無くなっていた。

夢に男たち。
が近頃かわるがわる出てくる。
夢の男たちとの関わりは、いつも他人以下だ。
……別に男でなくても、他人と近い距離で過ごす
夢なんてみないな。想像力だ、と思う。
きっと自分に想像できる、想像に易いことを夢にみるから、
日頃起こってほしくないと思ってる仕事の失敗や、

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