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口癖から浮かび上がってくる自分

自分の過去のSNSやnoteの投稿を軽く見返していたら、何度も登場するフレーズがある事に気がついた。
いわゆる、「口癖」だ。

口癖といえば、人気ゲーム「どうぶつの森」シリーズの住民たち。
彼らの口癖は話の語尾に「ふんふん」「ルララ」「なのです」といった個性的なフレーズが付いてくるというもの。時々プレイヤーが変えられたり、他の住民から移ったりすることもあって、とっても可愛らしいのだ。

…しかし、私たちのようなリアルな世界を生きる人間が使う口癖は、こう可愛らしくはならない。
インターネットで「口癖」と検索すると、「口癖で深層心理や性格がわかる」「嫌われる口癖」といったものが真っ先にヒットし、「良い口癖」「好かれる口癖」といった内容よりも前者の方が多い印象だった。

興味が湧いて調べてみると、私の口癖も残念ながら前者の記事の方でよく見かけるフレーズだった。

まずは、「なんか」「〜みたいな」
→自分に自信がなくて保身的。

ちなみに私は、言いたいことを上手く表現できない時に使うことが多い。
「〜みたいな」というよりは「〜ような」の方が使うけれど、「〜ような」に関する記事はなかった。まぁ同じ意味だろう。

…と、いま使った「まぁ」
→自分に自信がない、自己防衛しがち。大雑把。「まぁいいや」を多用している場合は不安なので自分に言い聞かせている可能性。

…らしい。うん、否定できない。
とくに、社会人になってからこの口癖は増えてきた自覚がある。何か引きずっているものを忘れようとしたり、諦めようとしたりする時、ぽろっと出てくるのがこれだ。

それと、「とりあえず」「一応」
→自信がない時に使う人が多い。

これはよく、仕事の時に言いがち。
自分では一通り確認したけど、それでも大丈夫なのか分からない。やるけれど、ちゃんとできるか不安。
そんな時に出る口癖だったけど、信用を欠いている可能性があるのか…。

あとあと、「ちょっと」
→本心を隠したい人。やんわり言いたい人。

わかる。
本当は「え、なにこれ、わからない!」と思ってるのに「ちょっと分からない事があるんですけど」と言ったり
友達と別れるときに言う「また会えないのちょっと寂しいね」が本心では「まだ遊びたい!!」だったり。
ストレートに表現しづらい感情にがっつりオブラートを包んでいるのだ。

他にも、このnoteに出てきている「だろう」とか「〜というより」←(「とか」も)。
分析が見つからなかったので書かないものの、まだまだある。キリがない。

話言葉より、文章として書いた方が顕著に現れてくるのが分かる。このnoteを書いている間も、何度使っているのだろう。
断言ができない。はっきりと物が言えないという性格を、まざまざと自覚させられる。

かといって、これらのフレーズを使わずに書こうとすると、途端に私の言葉ではないような気がしてしまうのだ。だから結局、使っている。

これらの口癖、使わずに過ごせる人はどれだけいるんだろう。
皆さんは口癖、ありますか。

野乃

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