英語ができなくても世界で活躍できる、けど :アイルランド留学【42日目】

先日、プロの太鼓演奏者として世界中でパフォーマンスをしている日本人の男の子と、友達のつながりで知り合い、遠征でこちらに来ているとのことだったので、ダブリンで飲みに行ってきました。

チームを組んで、世界各国を回りながらライブや太鼓教室を行っているようです。21歳という若さにも関わらず、一流の太鼓奏者として講師なんかも行っているようです。

「すごいなぁ、かっこいいなぁ」と率直に思いました。

磨き上げた技能を武器に、国を問わず活躍を広げていくという、多くの人が理想とするような生き方を体現しているような人でした。

色々と面白い話が聞けましたが、少し予想外だったのが、「どこにいっても同じメンバーだから飽きる」という言葉です。なんだか急に親近感が湧きました。笑

演者やマネージャーなどのスタッフも含めて十数人のチームのようですが、もちろんどこの国に行くにしても行動を共にすることになります。そして、演奏後の打ち上げなども、基本的に毎回そのメンバーで行うことになるとのことです。異国の地に行っても、同じメンバーとの距離感がむしろ親密になる一方のため、むしろ窮屈に感じることさえあるとのことでした。

勝手なイメージだと、各地で現地の関係者やファンとの交流も多いのではないかと思っていましたが、そういう機会はあまりないとのことでした。

その理由の一つとして「英語ができないから」ということもあるみたいです。他にも色々と要因はあるとは思いますが、チームの中でも英語でのコミュニケーションを取れる人が限られているため、結局内輪で固まってしまうことが多いみたいです。

逆に言うと、世界で活躍するためには必ずしも語学力は必要ではないともとれます。ビジネスの分野だって、英語ができなくても世界展開をしている経営者もたくさんいるでしょう。

ここで改めて感じた学びは二つ。

1、「仕事で活躍する」には、専門分野を磨く方が大切
2、「世界を楽しむ」にはやはり語学力があった方がいい

事実、英語ができなくても、太鼓奏者の彼は世界で活躍しているので、よく言われる「英語ができることと仕事ができるかは関係ない」ということは紛れもない事実だと思います。それ以上に、世界で認められる技能を磨くことの方が大切です。

一方で、もっと広い視野で人生を捉えた時に、語学ができないということは、新しい出会いやコミュニケーションの面白さを半減させてしまうんだろうなぁとも思いました。世界で活躍するアーティストの彼ですら、退屈してしまうくらいですからね。

一言でまとめると、「英語できなくても仕事はできるかもしれないけど、打ち上げは楽しめないよね」といったところでしょうか。雑なまとめです。笑

なんとなく、人生の面白さってのは打ち上げの中にあるような気がするんですよねぇ。


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