納まらない仕事とルール決め

明日で仕事納めだというのに、一向に仕事が納まる気配がない。

世間はもうお休みムードに入っているというのに。

しかし、この年末年始の休みというのも、業種によって期間は異なるだろうが、その長さに根拠はあるのだろうか。

例えば、私の会社では12/28〜1/7までが休みとなっているが、仮にこれが1月いっぱいまで休みだったとしたらどうだろう。

まず第一に考えられるのは、客先が困る。必要な商品がその期間手に入らなければお客さんも商売にならないだろう。

では、さらにその客先や関連会社も同じ期間休みになったらどうだろうか。同じようにそのまた次のお客さんが困る...ということが繰り返されるだろう。

となると、もういっそのこと、世の中の業種が全てその間休みだったらどうだろうか。当然、電気、水道、通信といったインフラは止めることができないし、食べ物もないと飢えてしまうので食品系の業種もなかなか難しいだろうが、家電とか自動車関連の製造業であれば1ヶ月くらい新しい製品が無くてもそこまで死活問題にならない気もする。

仮に経団連が、「今年の正月休みは1ヶ月にします〜」とかルールを定めたら社会は回るのか。休みの分、経済活動がストップするため一時的には経済は停滞するだろうが、それが当たり前になったら別に問題はない気がする。

結局、人の感覚はその「当たり前」という基準に沿って捉えられるので、その基準をゆるくして、それをベースにしてしまえばいいんじゃないという考えだ。

まぁそうなったら、そこで他を出し抜こうとむしろ働いてしまう人も会社もあるだろうから、そのジレンマ的な部分が難しいのだろうけど。

そういうところを「ズルしちゃダメ!」というような道徳心に訴えるやり方ではなく、「休んだ方が得をする」というような仕組みに落とし込めたら解決しそうな気もする。世の中のあらゆるルールに対して言えることだとも思うが。

のんびりと穏やかに、優しく生きることが得をするという仕組みを作りたいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?