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家が欲しい、102日目(ズボラのバリアフリー編)

家の中を測ってもらってついに図面ができたので打ち合わせをしましょう!ということになった。
そこで建築士が提案してくれたのは3つ。
・丸見えオープン風呂が家の真ん中にあるA案
・5mのドデカキッチンB案
・家の半分が土間のC案
となかなかクレイジーなラインナップ。この振り切り方とてもすごく最高。


・洗濯機のある玄関直結ウォークインクローゼット
・一部屋で全て完結LDKPB(リビングダイニングキッチンパントリーベッドルーム)
・見た目<<<効率
以前書いたような条件もしっかり盛り込まれていてどれもめちゃくちゃワクワクする!
https://note.com/preview/n645ccd4160a2?prev_access_key=67aa9c9c55e757ed49f3b4efce3836ea

図面を見ながら「お風呂は入り口が二つで回遊になるように、棚の高さは目線が通るくらいの高さで」などと説明をしてもらう。
「ここをファサードにして…」
ファサード?初耳単語だけどもう次の話題になってるし後で調べればいいや、と話を聞く。
「ベランダと80平米をワンルームとして、ここもファサードに組み込んで…」
また出た!またファサード!その後も頻発する耳慣れない謎の単語ファサード。ここまでわかってる風に頷いてしまっていたので今さらわからないとは言えない。メッシ?いやそれはフォワード。赤い三角の?それはハザード。そもそも何語だ?ファ・サード?3番目の?隣の夫をチラ見するが意味がわかってるのかわかっていないのかわからない。文脈から推測するになんとなく壁一面のことっぽい、ツライチにするってこと?ここからここまでシリーズで、みたいなニュアンスも感じる。
え〜じゃあ書斎のここはファサードか?どっちの意味でもいけるな…なんて考えていたらちょうどそこの説明になった。
「えーここは…「ファサード!!」「…えっと、まあそうなりますね」
成功だ。ファサードを知ってる風に振る舞えた。
帰り道に確認したところ夫もわからなかったらしい。とんだ知ったかぶり夫婦だったわけで!

ベランダの窓は木枠で提案された。確かにかわいいけど結露で腐ったりとか手入れ大変そうだな、と言ったら
「全然そんなことないです。結露も拭けば大丈夫ですよ」とのこと。
無理無理無理無理!いとも簡単に言うがそんなことできるわけがない!
「え無理です」と言った私に、建築士はちょっと何言ってるかわからない、みたいな顔をしたがこっちだってわからない。拭くだけ、開けたら閉めるだけ、それができずに何十年も生きてきたのだから雑な生活者を舐めないで欲しい。
「ここは扉で隠しちゃっても」
「閉められないと思います」
「ちょっと離れてますけどストックはここに収納しますか」
「隣にないと詰め替えられないと思います」
「洗濯物を畳む台があると便利かな、と」
「妻は洗濯物を畳むとかそういうのはちょっと…」
「じゃあここのドアは…?」そこはトイレだ、当然鍵付きの扉が欲しいに決まってる。「あ、そこは閉められるんだ」という顔を一瞬したのを見逃さなかったぞ。全てのドアが閉められないわけではない。雑な生活人間をなんだと思ってるんだ…。
建築士は終始不思議そうで、きっと私のような人に遭ったことがないに違いないと思った。靴下の引き出しがを一段飛ばしで開けておくと前からも横からも物が入れられるという理由で常にこオープンにしてある人なんてこの世に居るはずがないと思っている。

実際の画像

でも現実には目の前にいるわけで。
片付けができない私も片付けられる夫も同じように暮らせる、うちが目指すのはズボラのバリアフリー住居なので、と説明してなんとか理解を得られたと思う。

この日の打ち合わせの結果、間取りはA案ベースでいいとこ取りをしていくことに決まり、次回はキッチン屋さんとキッチンの打ち合わせということになった。キッチンのこだわりはすごくある。キッチンのためにマンションを買うと言っても過言ではない。専門用語であたふたしているようではいけない。私もしっかり勉強していかねば。

ファサードとは、建築物の正面デザインをいいます。フランス語のfaçadeが語源です。
建物の顔であり、建築物のステイタスを表現する上で非常に重要なものです。一般的には正面をいいますが、装飾を施すなど外観上大きなインパクトがある場合には、側面や背面を指すこともあります。

Wikipedia


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