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人生100年時代を生き抜く

先日祖母が93になり、誕生日を祝いに行きました。

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祖父母ともに入退院を繰り返しています。 私は祖父母に躾けられました。 祖母は鹿児島生まれですが、幼い頃米国に渡り帰化。当時英語が話せる日本人女性は3人で、あの翻訳家戸田奈津子さんと肩を並べたとか?本人談笑  定年70時代が来そうだけれど、20年前、既に座間のベースキャンプで祖母は70歳まで現役で勤めていました。 祖父は現在95。私の持つ資格、精神保健福祉士という資格を日本で作った人。85歳位まで、熱心に地方公演に行っていました。 2人とも、仕事を厭わず、誇りを持って、勤めていました。 祖父母からは『たゆまぬ努力』『何歳からでも学び続けなさい』と会うたびに言われてた。

 なかなか厳しい2人だったので、小さな頃は本当に勉強はしてるのか?と聞かれるのが嫌だった。何故勉強したほうがいいのかが伝わらなかったから。 歳を重ねて、そもそも嫌々学ぶものでもなく、嫌々仕事をすることでもない、ということが、ずいぶん遅くなったけど、人生を豊かにするものだと思えてからは改めて素晴らしいなと思うのです。 認知症状がでても、忘れるから書き続けるんだと何度も私の誕生日を書いたり、諦めないんですよ。 忘れても忘れない努力。

 余談ですが祖父は1945年の10月に零戦に乗る予定だったとか。 8月に終戦して死を免れたらしい。 見通しのきかない今を憂う人は沢山いる。 戦時中を生き抜いた人と今、どうだろう。比べるものではないものかもしれないけれど。ごはんもろくに食べられない、それこそ、明日がどうなるかわからない時を生き抜いた人たち。 人生100年時代と言われるこれからを憂うよりも、たった一度の人生を豊かにするために。

 変化に囚われず学び働くことを厭わず、生き抜いてきた2人はカッコいい!!

 

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