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「13歳からのアート思考」を読んで、アートの捉え方がぶわわわっと変わった話

「アート思考」が気になりつつも、実際何がアート思考なのか?、どうすればそれができるようになるのか?ふわっとして、いまいち分からなかった Kaori です。

今日は、それが「13歳からのアート思考」を読んで、一気に視野が拓けた、というか、私もアーティストになれる!(気がする…)と思えた!!と、お伝えしたいです。

そして、私が「なれる」と思えたのですから、この本を読んで、練習をすれば、みんな「アーティスト」になれるのだと思います。

そもそも…

私は、ずっと「アーティスト」という肩書きを持つ人たちへの強烈な憧れがあります。いつか自分も「アーティスト」と名乗れる人になれたらなぁ...と漠然とした思いもあります。

でも、この本を読むまで、私の中の「アーティスト」の定義は、「私には『ない』、ずば抜けたセンスを持ち、新しい作品を生み出していく人」でした。定義に「私にはない」が入っている時点で、絶対になれないやつです。

だから「強烈な憧れ」止まり、なりたいと思っても「アーティストになる」努力はしていません。だって、私には元から「ない」んだもん。

でも、この本を読み「あぁ、私の中のアーティストの定義ちょっと、いや!だいぶ違っていた」と教えられました。

 真のアーティスト:目に見える作品を生み出す過程で、①〜③をしている人 
①「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
②「自分なりの答え」を生み出し、
③ それによって「新たな問い」を生み出す  

アート思考:「自分だけの視点」で物事を見つめて、「自分なりの答え」を作り出すための作法。

ここには「センス」という言葉は、一言も出てきません。
私は「センス」という単語に惑わされ、「センスって何?」、「センスを磨くって何?」、「センスのない人はどうすればいいの?」、が全く分からず、思考停止していたのかも。

とはいえ…、私を含め多くの人は...

「自分だけの視点」で、物事を見つめるって...うーん、どういうこと?
「自分なりの答え」...って、どうやって作り出すの?

と、そもそも悩むと思います。

この本は、このアート思考の「作法」を20世紀のアーティストの作品を題材とするクラス(体験)を通して、教えてくれます。

クラス1「すばらしい」作品ってどんなもの?
アンリ・マティス <緑のすじのあるマティス夫人の肖像が>  
クラス2「リアルさ」ってなんだ?
パブロ・ピカソ <アビニヨンの娘たち>
クラス3 アート作品の「見方」とは?
ワシリー・カディンスキー <コンポジションVII>
クラス4 アートの「常識」ってどんなもの?
マルセル・デュシャン <泉>
クラス5 私たちの目には「なに」が見えている?
ジャクソン・ポロック <ナンバー IA>
 クラス6 アートってなんだ?
アンディ・ウォーホル <ブリオ・ボックス>

毎クラス「やってみよう!」があるので、アート思考ができるようになりたい、と思うのなら、ちゃんと「やって」みましょう

読んで、眺めただけでは、作法は身につきませんw  当たり前ですよね。

多くの方が発信されていて、皆さんも、耳タコになっている通り、「VUCA」、「正解が何か分からない」、「正解が瞬時に変わる」、「正解探しに意味がない」今の時代こそ、「自分なりの答えを見つけ出す力」が必要なのだと思います。

そのヒントの一つを、私はこの本から得られた!...と感じました。

さぁ、鉛筆と紙を持って!

そう、アートに「美醜」は関係ないのです!
(恥を晒しますが...、私が「やってみよう!」で描いたモノを見てください...。皆さんも、自信がもてる…はずです…。恥ずかしくて、今死にそう。)

「自分の描いたもの」や「導いた答え」から、現在、自分が「物事をどう捉えているか」を炙り出し、「「自分だけの視点」で物事を見つめて、「自分なりの答え」を作り出す」にはどうすればいいのか?を、筆者の方のリードにのって体験します。

読み終わって、私の「アートの捉え方」は、ぶわわわっと!変わりました。
でも、この感動も放置すると、すぐに忘れて、元に戻ってしまいそう

それでは、今日も元気に、「作法」を生活に取り入れながら、過ごしたいと思います。(続ければ、アーティストになれるかなぁ..やや遠い目、でも昔よりは近い)。

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