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のぐとも企画室

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マーケティング、コミュニケーション、商品企画について、ほぼ体験に基づく考察を書きます
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#アート

イメージの最大公約数

イメージの最大公約数

写真展のタイトルを考えていた時のこと。小さな物語の入り口が散らかっているイメージから、当初「断片」「Fragment」などを考えたのだけど、ある写真家から、写真の世界では擦れたワードだよね、とやんわり指摘されて思い出したこと。

カメラのカタログ制作に関わっている時は、プロのコピーライターが書いた文章が、セントラルダイニングで作られる料理みたいで、よく書き直すことがあった。「かけがえのない瞬間を」

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酷いものを酷いと言えること

酷いものを酷いと言えること

アートとは新たな表現の探究。しかし人は自分の体験に基づいてしか評価できないので、見たこともないものに出会うと戸惑う。その戸惑いを紐解くために、作家の意図や作品の背景を読み、理解していく。その美と知の探究プロセスも含めてがアートの楽しみである。

ここまでは理解できます。皆が感動するものはエンタメであってアートとは違うという人もいます。まあそれもいいとします。そういうものかもしれないし。

しかし、

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