日記【 FUJIYAMA 】

二週間ぶりに、異世界に行ってきた。 この一週間は動画作りに夢中で、あまり深く落ち込むことがなかった。 加えて、「上機嫌でいよう」、詳細に言えば「人前では上機嫌でいよう」と言い聞かせていることが奏功しているとも言える。 「自分で自分の機嫌を取る」という意味ではない。 仕事ができる系の人達がこぞって判を押したように使うこのキャッチーな表現を作り出したのは、一体どこのコピーライターなのか。尊敬する。 その言葉の意味は確か、オフに羽を伸ばすとか、ご褒美を買うとかして自分の機嫌を取る

穂が育って田んぼが黄色く染っている。空との対比がとても綺麗だ。西に雷鳴。これから雨が来る。

今日も物が消えてしまった。一瞬の隙にだ。そして、永遠に出てこない。異空間に飛んだんだと、半ば本気で思う。これは冗談ではなく。ADHDあるあるらしい。同じ経験を毎日のようにする人達と語り合いたいなと思う。毎回自分が情けなくて、死にたくなる。失敗を笑い合える人がいたらいいのに。

渋谷慶一郎【Scary Beauty】

アンドロイドが指揮するオペラ。 私には、このアンドロイド「オルタ３」が指揮を出来ているのかは分かりません。人間の指揮者についても分からないので… ただ、不気味なのに、美しい、だけど怖い、だけど希望がある… 作曲は、ドラマ「SPEC」などでご高名な 渋谷慶一郎さんです。 美しい不協和音が印象的ですね。 SPECの楽曲も貼っておきます。

火曜日から、日がな一日動画編集をしている。旅行の写真や動画を繋げてまとめたものだ。文章を書いたり絵を描いたり、写真や動画の編集は時間を忘れる。空が白んで新聞屋さんのバイクの音が聞こえて我に返る。えっ。3時間寝てまた動画編集。夕方に寝てしまう。一銭にもならん。ただの無職だ。

日記【 遠足 】

もう7時だ！ 時計を見ると2時。 もう7時だ！ 5時。 もう7時だ！ 6時半。 久々に遠出をした。 姉と妹が盆休みをとって、日帰り旅行を企画したのだ。 姉と妹といるのは苦しい。 私だけ変で頭がおかしくて気持ち悪い。 でも、断って雰囲気を壊したくない。 外には出たくない。特に遠くには。 外出前夜は眠れなくなる。薬で眠ったところで、 冒頭のような有様だ。 幼い頃からそうだった。 家を離れたくない。遠くへ行きたくない。 遠く、というよりは、「知らない場所」が怖かったのかもしれ

少しでも家から居なくなる為に、就労移行支援とか？なんて前向きな事を調べてみたけれど、どこも「ブラック」とか「詐欺」なんて評判だ。「CIAと繋がっていて情報が抜き取られている」と言っていた人がいたけど、あ、ご病気が重いんだな、と思った。どこか遠く、家族に知られずにいなくなりたいよ。

マネージャーさんが欲しい。私は人の気持ちが分からなかったり、振り返ってみると自分勝手な発言をしてしまっていたりする。毎回、申し訳なくて死にたくなる。だから、私の隣で、私の言動の善し悪しを教えてくれるマネージャーさんがいたらいいのにと思う。

胃がギリギリと握られるように痛い。吐き気がしてくる。頭痛がしてくる。めまいが起きる、冷や汗が出る。立っているのが辛くなる。夜は動いていないと済まない症状や痙攣がでる。アンハッピーセットだ。体調不良を言っても家族には無視されるので、あまり言いたくない。神経内科も、黙っていくつもり。

日記【 大黒柱 】

オートのワイパーが見たことの無いスピードでブンブン振れて、根元からちぎれて飛んで行った。嘘です。 でも、実際飛んで行ってしまいそうな勢いで振れていて、根元が熱で溶けるんじゃないかと心配した。 アスファルトの上は大時化で、自転車、歩行者の方は高波にご注意くださいだった。 昨日のうちに、今日予約していた神経内科はキャンセルしておいた。 初診かつ知らない道を30分走る予定だったので、昨日の私にグッジョブだ。 今日到着予定だった荷物も、明日の配達に変更した。 小さな荷物ならまだ

送り盆。先祖を提灯の明かりで墓までガイドする簡単なお仕事だ。家でつけた提灯を墓まで持っていき、墓石の前でふっと消す。先祖は墓へ、ガイドは終わりだ。…しかし中々火が消えない。こっちだって帰りたいので、墓前で「帰れ！帰れ！」とコールしながら吹いて仰いでやっと消した罰当たりな夏だった。

日記【 狐のブーケトス 】

狐の嫁入りだ。 予報にはなかったのですぐに止むだろうと 畑に何故かあるパパイヤの木の下でやり過ごそうとしたが甘かった。 あれよあれよという間に パタ…パタ、パタッバタバタバタバタ 畑の防草シートに雨がぶつかり、激しく鳴りはじめた。 ちょ待てよ、とイケメンよろしく空を仰いで家の軒先へ急ぐ。 昨今は、なんでもかんでも「ゲリラ豪雨」なんて言葉でくくられて、「夕立ち」が姿を消してしまったように感じる。 でも、今日のはまさに夕立だった。 低く垂れ込めた真っ黒な雲と遥か上空にある青空