【自閉症奮闘日記】⑤ 認定、10日目。
認定されて10日目。
流石に前に進もうという気持ちが芽生えてきました。
そうだ、障がい者手帳を作ろう。
いや、京都へ行こうなノリではなく…何かしないといけんなと思って、ですね。
正式な診断書を書いてもらいに精神科へ。
障がい者手帳を申請するのに必要な記載をするということで、色々ヒアリングされました。うー、気持ち悪い…。30分くらい必死に淡々と問診に答えました。診断書面を極力見ないようにしました。書面を見ると自分がより強く自覚してしまいそうで。後で調べたら一応コピー取っておいた方がいいということなんですが…嫌だなあ。
先輩方は、ちゃんとコピーとっているんでしょうか…
あ。
そうだ、周りに障がいをカミングアウトしておこう。
僕にも友人と呼べる付き合いをしてくれる方がいます。自分と長らく付き合ってくれた彼ら、彼女たちに不快な思いをさせていたことがなかったかどうか、これからもきっとそういう思いをさせてしまうんじゃなかろうかということとか、考えればきりがありません。
そんなに数が多いわけではないんだから…と思い、連絡。日曜の昼下がりにずいぶん迷惑な話だったと思います。
とりあえず、LINEでポチポチ…こんなんでいいかな…えい。
…
速攻、連絡が!早い!
友「障がい者になりましたってなんだ!」
の「あ、えっと、いや落ち着いて」
友「事故か?相手は?今どこ?」
どうやら送った内容に情報が大概足りなかった模様…トホホ…
たどたどしく説明しましたが、さすが僕の友人達、察する力半端ない!そして皆、驚きこそすれ受け止めてくれました。
「別にいいんじゃない?のだぽんはのだぽんだし。そういう人だって思ってるから。」
当たり前でしょ?って言ってくれる彼らに涙が止まりませんでした。僕は僕のままで受け入れてもらっていることが単純に嬉しく、救われた思いでした。
一通り電話を終えて、最後に母に電話をすることにしたんです。
まだまだ認知が乏しい障碍者の世界。