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南仏の郊外ショッピングモールへ一人で行ってみた

- 2018/02/17 -


今日は土曜日で学校は休みなので、ちょっと一人で遠出をしてみることにした。


モンペリエの郊外には、Odysseum(オデュッセウム)という大きなショッピングモールがある。
たくさんのアパレルブランドの他に、大型スーパー、本屋さん、スケートリンク、映画館や水族館まで併設している、アミューズメント施設。

中心地(旧市街付近)からはトラムで20分前後で行けるのだけれど、私は Saint-jean le sec という駅の近くに住んでいたので、一旦2番線で中心地へ行き、そこからトラムを1番線に乗り換えて向かう。
大体40~50分くらい。

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私は買い物はいつも基本的に一人で行く。
誰かと行くのもいいけれど、一人だと想定していなかった発見が結構あるし、いろんなものを見ながらあれこれ考えを巡らせるのが好きだから。
(でも、人の買い物に付き合うのはけっこう好きだったりする)

初めての場所に、たった一人で行くのはかなりドキドキする。(しかも外国)
でも、だからこそ自分の力でできることや行けるところが増えるのはすごく嬉しい。

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トラムで向かっていると、そのままOdysseumの敷地内に入って行き、大きなメリーゴーランドの前で終点となる。
子供じゃない私が見ても、この車窓からの眺めはとてもわくわくした。
寒い日だったけど、意外とたくさんの人がいた。

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トラムを降りてすぐ、飲食店街の先に見えてきたのが大きな水族館、Aquarium。
おもしろそうだったけれど、さすがに水族館は誰かと行きたいなと思って今回は遠慮した。
(でもその後に、たしか改装工事?が入ってしまって結局行けなかった。)

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日本でもおなじみの、PETIT BATEAU。
この年、実は100周年だったらしい。

その他たくさんのアパレルブランドが軒を連ねていたが、地味にはしゃいでいたので全体の写真は撮り忘れた。イオンモールの屋外バージョンといった感じ。


ちょっと気になるブランドを発見。

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” VINTAGE Super Dry. 
....... 極度乾燥 しなさい ”

その後、モンペリエやパリでよく目にして有名ブランドなんだと知ったが、かっこよさがイマイチよく分からない。
でも、日本にも訳の分からない英単語が書かれたTシャツを着てる人がよくいるから、あんまり大声では言えない気もする。

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ショッピングモールを抜けた先には、なんとIKEAが。
そういえば、この横に大きなスポーツ用品店もあった気がする。

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カフェに置いてあった看板。流れるような筆記体が美しい。


一通りアパレル店をウィンドウショッピングした後は、何時間も本屋さんに入り浸った。
実は前日にも、モンペリエの中心地にあるPolygone(ポリゴン)というショッピングセンターの本屋さんに2~3時間くらい居た。

日本にいた頃から本屋さんは好きで、一度入るとつい時間を忘れてしまう。

ざわざわした音が消える、心地のよい静かな世界。

しかも、フランスの本屋さんは並んでいるのが洋書や美しい扉絵・装丁の本ばかりなので、見ているだけで楽しいし、デザインの勉強になると思った。

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日本人の書いた書籍(の仏語訳)も普通にあったし、とにかく日本の漫画が棚中にびっしりと置いてあったのがびっくりした。
(おそらく2つとも大型書店だったから)

こんなに少女漫画が普及してるんだなぁと感心しつつ、告白の文化がないフランス人がキュンキュンするような漫画を読むと、どういう感情になるのかちょっと気になった。(キュンキュンも仏語で表現できないような…)


とにかく思う存分(時々パンやお菓子をベンチでかじりながら)、いろんなお店を歩き回った。
気づいたら夕方で、中心地に帰ってくるころにはとっぷり夜になってしまった。

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ここは一番賑やかな、Place de la Comédie(コメディー広場)。
左側の青く光るオペラ座のわきに、細い細い三日月が見える。

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歴史のある建物の中にマクドナルドがあるのがけっこう不思議な感じ。(1F)

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トラムを降りると、ここでも大きなメリーゴーランドがお出迎え。
夜の姿を見るのは初めてだったので、ちょっと感動した。

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今までは必ず日が暮れる頃までにはステイ先へ帰っていたので、帰り道に明かりのない工事現場を歩くのを心配していたが、最近本格的な工事が始まったようで、大きなクレーンがトリコロールカラーに光っていて、安心して帰れた。

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帰宅後は戦利品の確認。
左上から、

・Avèneのハンドクリーム2個セット
・ミニサイズのカヌレ12個入
・イチジクのシリアルバー
・チョコレート
・インフュージョンボトル

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雑貨屋さんで購入した、デザインが好きすぎるチョコレート。
味ごとにパッケージの色や模様が違い、何種類かある。
全部ほしかったけど、ミンティアくらいのサイズでたしか1つ3~4€した気がする。スイス産だったかな?(でも、日本でも買えるかもしれない)

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ミニサイズのカヌレはこんなに小さい。
私がよくいくスーパーには売っていなかったので、思わず買ってしまった。

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インフュージョンボトル。
これは確か10€しないくらいだったかな?
底面も外せるようになっていて、銀色のフィルター内に茶葉やフルーツを入れられる。

大好きな紅茶が持ち運べる!と思って買ったが、衛生面や茶渋が付くのが気になって、結局ほとんどミネラルウォーターを入れるだけで持ち歩いていたけど、クラスメイトにはかなり褒められた(笑)のでいい買い物だったと思う。


そして、これが一番悩んだけど買ってよかったもの。

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フランス語の詩集。
中にはシンプルだけど繊細な絵と、短いフランス語。
AからZまで、アルファベットにちなんで、文章が書いてある。

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色も、かたちも、内容もすべてがすごく好みで、家に帰ってからパラパラとめくっては、ほくほくした。


もともと物欲がなく、手元におくものは必要最低限(且つ、長く使えるもの)にしたいので、モノを買う時は本当に必要かどうかをよく考えてから買うようにしている。
後々荷物になるし、何かに使えるわけじゃないし…と悩んだけれど、今思うと連れて帰ってよかったと思う。

本との出会いは一期一会だ。



ということで、ショッピングモールOdysseumのレポートは以上。
わくわくした楽しい休日でした。



次回は、月曜日の放課後ランチと街散歩のお話。




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