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みんなと違っても、なんの問題もないよ。ということが分かる絵本。

ある日突然、ピンクになったパトリックのお話です。みんなと違うことに嫌になり、飛び出していきます。そんなパトリックの物語です。

ピンクになっちゃった!
こども達の社会より、我々、大人の社会の方がピンクになっちゃった人が悩んで立ち直れなくて、どん底に落ちてしまい、這い上がれないという人が多いかもしれません。

僕の場合、90センチの隙間から見える、どん底や危険や、いろんな嫌なことに怯えていて、パトリックのような行動すらとれない状態…😱

90センチの隙間は立ち上がると、余裕でまたぐことができて、立ち上がると、まったく気にならない隙間です。

しかしこれが、気になるんですね。

立ち上がるとその隙間が広がって、落ちるんじゃ!?とか想像していて、また明日やろう…

となりますね。

パトリックは、みんなと違うピンク色になって、悩みました。ここでは生きていけないと思って、飛び出し、ピンク色の同じようなのがいるところへ旅にでます。

今いるところでは、自分を活かせないし、理解してもらえない。そんな時は、パトリックのように旅に出てみることですね。

そうすると、本当に自分が求めていたことがわかるのかもしれませんし、自分の本当の居場所が見つかるのかもしれません。そこでみる新鮮な景色が、これまで見てきた景色、経験、知識などすべてに変化があります。どうしても変わらないものは変わらないけど、本当に大事なものや、自分にとって大切なものなどがはっきりと見えてくるということがあります。

パトリックも違う世界に飛び込んでみて、見た景色でとても重要なことを発見しました。

旅を通して見えた自分、パトリックの決断

遠く離れた、フラミンゴのいるところにいきますが、色は同じでも、やっぱり違う。雰囲気は似ていてもなんだか違う。

パトリックはお家に帰ることにしました。

外の世界というか、違うところをみると、自分の嫌だった世界は、自分にとってどれほど大切かがわかるような気がします。

それに、両親や友達、みんな、自分が思っているほど、気にしてない。みんな自分を歓迎してくれている。とくに両親は。

ピンクだからといって、自分が思うほどみんなは気にしてないんですね。

まぁでも、外の世界、フラミンゴの世界をみてみてもいいのだと思います。

しかし、帰る場所はここですね。
仲良しを通り過ぎた仲良しの友達がいる故郷。
いつも見守ってくれている両親がいる故郷。

面倒だとか、嫌だなとか思う身近なことは、本当はとても自分にとって、心温まる、落ち着ける存在だということに気づいてしまう絵本でした。

お父さんとお母さんはいつも待っていてくれているということが実感できる物語でもあります。

こどもたちに、いつでもあなたたちの味方で、どんな時でも、どんなことでも、私たちはあなたを待っているし、世界一愛しているよ。ということを伝えることができる物語です。

絵本ってすばらしいですね!


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