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私の友人。

大阪で就職した11年前。
大阪の印象と言えば観光でしか行ったことがなく、あまりなかった。
大学の先輩の引越しの手伝いで金沢から車で大阪へ向かった。ビルの夜景が綺麗な大都会だった。
就職し、大学の先輩たちは幾人かいたが会うまでは行かなかった。
一人で始まった社会人。
休みには、学生時代から通っていた東京銀座のショウウィンドウ視察や気になる展覧会があれば好んで足を運んでいた。
やっぱり仕事以外の繋がりや刺激が欲しかった。
・・・
ある日の休日。
大阪にあるインテリアショップにたまたま立ち寄った。
お店には店員一人。同い年くらいかなぁーと思いながら、少しだけ話した記憶がある。
人見知りなので、よっぽどでないと話さなかった。とてもぎこちなかったと思う。
波長がよかったのだろうか。
聞くと設計事務所に勤務していて、その事務所も借りていたアパートの近所だった。
そこでの出会いがあって今も交友をさせてもらっている。
出身地は違えど同い年で、目指すモチベーションや苦労を、当時は共感し、励まし合いながら日々を送っていたと一方的に私は思っていたし、友人もそう感じていただろうか。今も付き合いがあるということは、そういうことだろうか。とにもかくにも、感謝である。
友人はとにかくモチベーションが高く、いつも会うたびに圧倒されていた。
人とのつながりをとても大切にしていて、
ここまで純に思える・感じ取れるって素敵だなと思っていた。その友人は友人で苦難を乗り越えて、たまたま私がその近くにいた一人に過ぎない。
・・・
近くにいる、いてほしい人ってどういう人なんだろうか。
妻はもちろん。永遠のパートナーとは?
何か特別というか、毎日のたわいも無いことが特別に思えるように。
気づいたらそばにいる人。タイミングが合う人。
人として魅力的な人。波長の合う人。
そう言えば、ゴリゴリの同性はいないなぁ。。
男でも女性的というか、繊細というか。
デザインに関わる仕事柄、そういうオーラは纏っている人が多い気がする。
自分自身、歳上の方との方が相性が良いようで、同年代は本当に少ない。
とても大切な人なのだ。
これからもその人の事を応援したいし、将来の話や、今の仕事の話、たわいもない会話をしたい。
そんな人が一人でも多くいたら幸せだろうなと感じる歳頃になってきた。

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