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この夏、育休始めました。(妊娠期間〜出産立ち会い編)

いきなりですが、この夏、育休始めました。
6月末に第一子が誕生したことに合わせ、出産直前の入院時からお休みをいただき、3ヶ月の育休期間の1/3が過ぎたので、一度ここまでの経緯や感じたことなどを自分の記録の為にも振り返りたいと思います。
書き始めたら長くなってきたので、一旦出産立ち会いまでとさせてください・・・

妊娠期間
幼少期に海外で過ごし、家庭を大事にする人たちの姿を見ていたことや、DE&Iに関する課題意識・興味関心があったこと、そして子どもが大好きだったことなどから、いずれ子どもに恵まれたら育休を取り、しっかりと子育てと向き合いたいと考えていました。
現在所属している企業は所謂大企業でまだまだ男性の育休取得者は少なく、取る人でも2週間から長くて1ヶ月の人がほとんど。そんな中で3ヶ月取得する為には早め早めの動き出しが必要だと感じていました。
11月の頭に妊娠が発覚し、最初は様子見をしたものの、12月に入って上長に切り出し育休取得の意向を伝達。年明けからチームリーダーと不在中の業務の引き継ぎとそれを見据えたライン内での業務分担の相談を開始。
ちょうど年度末を挟んだこともあって、4月から自分の担当する業務を後輩と一緒に進め、引き継ぎを少しずつ進めて6月に入ってからは、自分がいついなくなっても大丈夫な様に準備をしていきました。
その甲斐もあって、パートナーの入院と同時に仕事から離れ、100%家庭に時間を割くことが出来ました。
また、妊娠期間中の毎月の検診にも可能な限り一緒に行く様にしていました。(それでも結果的に行けたのは半分程度でしたが)
検診にもそんなに!?と思う方もいるかもしれないですが、確かに何事もなければ任せても問題ないことかとは思いますが、もし検査で何かが発覚した場合に、それをパートナーに一人で受け止めさせ、更に僕に伝えるという心的負荷を想像したら耐え切れなかったので、同席すべく調整をしていました。(この辺りは『コウノドリ』を読んでいた影響が大きいかも)
子どもを家に迎え入れる準備に関しても、なるべく夫婦で話し合って色々と決める様にしていましたが、パートナーが産休に入ってからは、どうしても彼女の方が調べ物や手続きなどに割く時間が増えたのもあり、最後に残っていた諸々を任せてしまう部分が多くなっていったのが反省ではあります。育休に入る前に有給を取るのは・・・という後ろめたさで最後の月は休みを取らなかったのですが、そんなこと言わずに時間を確保すればよかったな、というのが振り返っての気づきです。

かわいすぎる足の親指

出産立会い
幸いコロナ禍が落ち着いてきていたこともあり、出産に立ち会うことが出来ました。入院の日はお昼頃から病院入りしていましたが、夜まで待っても何も変化はなく、二人で病室で本を読んだり妊娠期間中の振り返りをしたりして終わりました。そして、翌日朝早くに再度病院へ。
徐々にお腹の張りが強くなってきて、遂には我慢が出来ないほどの痛みに。
これが陣痛かと気づいた時にはかなり短い周期で強い痛みが押し寄せる様になっていて、僕は隣で手を握り、背中を摩り、持参したマッサージボールで尾骨を押して、時々顔を出す助産師さんに状況を説明しては、「うん、良い調子ですね!もっと我慢出来ないぐらい痛くなってきたら言ってくださいね!」のコメントに、「これよりまだ痛くなるんかい・・・!」と信じられない思いでいました。
そして時が流れること数時間、本当に耐えられないぐらいの痛みが押し寄せてきたタイミングで分娩室に移動をする訳ですが、ここでまた助産師さんが、「歩いて移動しましょうね!あっ、このタイミングでお手洗い行ってもらえるととても助かります!」って、いやいやちょっとスパルタ過ぎません!?耐えられない痛みになっているのに・・・と絶句している僕の横で「はい、行けると思います。」と立ち上がるパートナー。この強さには頭が上がらないです、本当に。
陣痛室にはもう戻らないということで、荷物をまとめて部屋を振り返った時に入り口に「分娩室 Labor Room」と書いてあるのを見て、これは確かに立派なLaborだわ、と納得。
そして分娩室へ。
本当に大変だったのはここからで、陣痛が強くなるにつれて、普段は痛い痒いを言わないパートナーがのたうちまわり、大絶叫。余りの痛がり様に、僕は一回ここで涙。
それでも比較的安全な出産だったらしく、病院側は基本的に助産師さんが一人で対応。ここで一つとても感心したのが、助産師さんが僕への呼びかけを、ご主人・旦那さん・パパさん・お父さん・夫さん・パートナーさん、と都度変えていて、色んな考えを持った人への配慮がなされていた点。思っていても中々実践出来ないことを産婦に注意を向けながらでもやれるプロフェッショナリズムに心の中で拍手。
そうこうしている内に、いよいよ子どもが下りてきて、息んでくださいの呼びかけ。
ここでも助産師さんが本当に適切なタイミングで声がけをしてくれたことで、一回の息みずつ誕生の瞬間が近づいていることが分かり、「もう赤ちゃん出てきますよー!」の一言に目線を移すと頭の先が覗いている状態に・・・!
いよいよ生まれる!と思ったのも束の間、最難関はここから。良く考えてみれば3000gもある赤ちゃんが体の外に出てくるんですもんね、ラストスパートなんて甘いものではない訳で。
それでも少し、また少しと頭が外に押し出され、「次の息みで赤ちゃん出てきますからね!」の一言。
パートナーのそれまでで一番の絶叫と同時に赤ちゃんの身体がニュルっと出てきて、置き換わる様に部屋に響く弱々しいながらも確かなほぎゃーという泣き声。
ここで僕は二度目の涙。
その後も助産師さんがテキパキと母子のケアを進めてくれて、落ち着いた状態で親子初対面。
そこには確かに一人の人間の生命の始まりがあって、その生命が10ヶ月もの間、お腹の中で養われていた訳で、改めてお産がどれだけ奇跡的な出来事かというのを痛感した瞬間でした。
そして横に目を向けると笑顔で赤ちゃんを愛でながら、「もしかして私すごい絶叫してた?あんまり覚えてないんだよね笑」とケロッとしているパートナーがいて、その強さに頭が下がる思いをしたのでした。

翌週からの怒涛の新生児子育て編に続く(はず)。

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