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発達課題を超えるために必要な異年齢の子どもとの関わり―少子化の中でー

(一年前にFBに投稿した内容をこちらにシェアしていなかったようです。
 再掲します)

発達障害と言われる幼児・児童の中に、
確かに発達上の障害はあるけれど、
一時的に症状を抑えることで
根本的によくなるものではなくて、
接し方で発達をうながすことのできる子どもたちがいます。

(薬漬けの子どもたちが増えています。
マインドフルネスを幼児にまで応用することも出てきています。
逆なんです。
子どもは感情を思い切り出してみて、その上でバランスをとることを学習するのです)

たとえば、
自立期(いやいや期)に大人に囲まれて育ち、
自分の我を自分でコントロールする術を身につけられなくて、
その時期を過ぎても
泣いて大人に解決策を求めてしまったり、

大人の理路整然とした話を理解してしまって、
自分自身の子どもならではの理不尽な感情や
理不尽な大人たちの言動を
扱いきれなくなって混乱したり、

大人に囲まれていると、どうしても言い負かされてしまうから、
安全に自分の感情を表現することができず、
表現することを控えてしまっていたり。

つまり、少子化の中で、
異年齢の子ども同士のやり取りの中で
揉まれて育つことができなかった子どもたちが、
その年齢なりの発達を遂げないままに成長してしまって、
年齢相応の発達課題を超えられない
という場合です。

そんな子どもたちがもしかしたら
増えているのではないかなあと思います。

もしそうかなと思ったら、
いやいや期の頃から、
大人は小さな壁になって下さい。

でも、現代においては、
親がそうすることは実際には難しいのです。
小さな家族で親が壁になると、
家には意地悪な親しかいなくなって、
親子関係が悪くなるから。
あるいは、
見ていると心配になって手や口を出してしまうから。

さて、
多くの異年齢の子どもたちや
地域の人たちの中で育つようにすること。
そんな場を作ることができますか。
それが必要だったら、みんなで作りましょう。
工夫しましょう。
予防は、効果が目に見えません。
かつてあたり前だったことは、
意識的にしなければいけない時代になりました。

#子育て #乳幼児 #発達障害 #地域 #社会 #親子

#発達段階 #異年齢 #マインドフルネス #薬漬け


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