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コーチング研修を実施 ~オートクライン効果についてが反応が高かった~

先日、社内でコーチング研修を実施した。コーチングについての予備知識、関心の有無がそれぞれの状態、しかも、限られた時間。設計に腐心した。

時間をもらう以上、参加者に気づきがあるものにしたい。
理解に留まらず、コーチングへの共感を得たい。
業務としての研修である以上、現職に役立つものにしたい。

そういったことを、参加者がポジティブなリアクションをしている姿をイメージしながら、準備を進めると、苦労もあったが思いのほか楽しかった。

もちろん、自分が参加者に興味・関心が持てるようにピックアップしたエッセンスが、参加者に通じるのかという不安があったのは事実だ。しかし、フィードバックの内容を見る限り、参加者の満足度は高かった。その中でも、反応の多かった「オートクライン効果」について触れたい。

オートクライン効果とは

オートクラインとはもともと生物学用語で

分泌された物質が、分泌した細胞自身に作用すること

を意味し、コーチングにおいては、

自分が話したことば(内容)を自分で聞くことによって、自分が考えてきたことに気づくこと。

を表す。

人が「話す」ということは、単に相手に情報を伝達するというだけではなく、会話をすることによって自分が何を思っているのかを知るという目的も含まれている。つまり、相手に話しかけながら、自分でも自分の声、自分のアイディアを聞いている。だからこそ、コーチングは「会話」だけなのに、「気づき」を得られると説明した。

この内容について、参加者の納得感が強かったのは、それぞれが自分の経験の中で、思い当たる事例があったからのようだ。

・プレゼンの資料の打ち合わせを上司とする中で、自分で話しているうちに、新しいアイデアが出てきた。
・もやもやした気持ちを友人にぶつけているうちに、気持ちがまとまり、心が軽くなった。
               (研修後のフィードバック資料から抜粋)

やはり、経験のあることは、理解が早い。

オンラインで、かつ、時間が限られると、その場でなにか「体感」を得るような研修にすることが難しい。主催者側からすると、参加者のリアクションを捉えづらい。資料を投影しているとなおさらだ。今後、こういった場を持つ時は、参加者の過去の経験に訴えるような仕組みを入れると、理解が深まると感じた。

「伝える」ということは簡単ではない。だからこそ日々、学びだ。そして、「行動」するからこそ、気づきが得られる。まさにコーチングの理論と一緒だ。これからも、恐れずに、行動(アウトプット)をしていきたい。

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