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私の脳が許さないこと。

決まったルールに基づいて、確実に行動する。


これも発達障害の特質、と言われています。


なんでもかんでも発達障害のせいにするのはよくないと思いますが、自分が物心ついたころから、今の時点まで一貫して揺るぎない習慣があります。


それは、遅刻ギリギリで集合時間に到着すること。


通学時間や出勤時間のように、他人と、どこかで待ち合わせをする、あるいは、出社時刻等の集合時間。

このような時刻に対し、幼いころから、ほぼ一貫して、ギリギリの時刻で到着するように脳がしむけるのです。


例えば、出社時刻が9時であれば、大抵、8時59分に職場に到着するようにします。

登校時刻が朝の8時30分であれば、8時29分、あるいは30分丁度の到着するように動きます。

学校に始めて通学するときなんて緊張しますから、できるだけ早めに家を出て、教室に到着し、クラスの雰囲気などを確認するのが普通だと思います。しかし、私が到着したのは、予め到着時刻と言われていた時刻。当然、周りの生徒は全員集まっていました。


もちろん、そんな具合では、途中で何かトラブルが起きた場合に遅刻することは確実なのですが、私の脳がそれを許さないのです。


いっつもギリギリ。

私の人生は常にギリギリ。

親に何回も注意されても、治りません。



早く到着すると、本当に物事が始まるまでの時間がもったいないとでも思っているのでしょうか。

自分が組織の中で一番の若手であろうが、おかまいなく、ギリギリ出社。

資格試験の入室時刻もいっつもギリギリ。

大学入試も、就職試験も、全部ギリギリ。

でも、なぜか合格している。

自分の中のルールに基づいて、これが一番自分のパフォーマンスが発揮できるアルゴリズムの結果なんでしょうね。


到着するのは、私が一番最後。

最後だから、大体席が空いておらず、教室内をざーっと見渡して空いている席をゆっくり探す。

こんな調子を〇十年近く続けています。


大抵が朝の集合が多いので、家を出るギリギリまでテレビを見て、道中でこのままじゃ時間に間に合わない、と思いダッシュ。朝のダッシュを何回も繰り返しているので、運動不足が解消されています。


これを〇十年も続けています。


途中で急がなくするためには、もう少し早く家を出ればいいじゃないか。と普通に考えればその結論に行きつくと思います。


しかし、分かっているのだけれど、脳がそれを許さないのです。

私の脳は、非常にわがままで、とてつもなくマイペースなんです。


誤解しないで欲しいのですが、私の脳がわがままなのは、主に「朝の集合」のときだけなんです。

例えば仕事で、〇月〇日の午後3時まで、がリミットとなっている課題について、当日午後2時59分に提出をするなんてことはありません。そういうことに限っては、出来上がり次第、適切な完成度を保ったもので締め切りに間に合うよう心がけていますし、それを破ったことは自分のテリトリーに収まる範囲内ではありません。


朝だけ、私の脳がどうしても許さないのです。

特定の時刻に到着するようにしむけることを。



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