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【勝手に人生相談 No.475】友人たちが若くして亡くなる ( 埼玉県・30代男性)


▼ご相談内容▼

30代前半の会社員男性。

友人が若くして何人も亡くなり、つらいです。

大学時代。交通事故で友人を亡くし、20代前半の時、突然の病気で2人亡くしました。そして、先日、がんで友人を亡くしました。

交通事故で亡くなった友人だけでなく、病気で亡くなった3人も突然発症し、急速に進行したため。言葉も交わさず逝ってしまいました。

交友関係が広いわけでもなく、なぜ自分の周りばかり、と悔しい気持ちです。自分が不幸をもたらしているのでは、と思うこともあります。

友人と遊び、酒を飲んでいても、これが最後になってしまうのでは、との思いがよぎり、同い年の妻や年齢の近い兄や妹に突然のことがあるのではないかと考えてしまいます。

会える時間を大切に、その時々を楽しむしかないと思いますが、悲しい気持ちをぬぐい去れません。

埼玉県・30代男性

▼やまのぼ回答▼

 お話のように、次々と自分の周りで、お知り合いが亡くなって逝けば、確かに自分が、不幸をもたらしているのではと、お思いになるお気持ちも解ります。

 でも、あなたは、そんなことなど、本心から思われていないと思います。

 仏教の言葉で、「生老病死」と言う言葉があります。これは、人間誰にでも必ず訪れる四つの苦しみを指しています。

 つまり、人生において、生まれること、老いること、病むこと、死ぬことの四つの苦を避けることができないのです。だから、四苦は受けとめる外に手だてはありません。

 亡くなられた、あなたのご友人も、あなたに出会わなかったとしても、悲しい死を迎えたのです。たまたま、あなたが傍にいただけなのです。

 ところで、ある統計によると、人が一生のうちに出会える人数は、3万人程度だそうです。 もちろんこれはすれ違う人数ではなく、ある程度の接点を持つ人ということです。

 だとすると今回、お話の四人の友人は、3万人中の4人ということになります。そう考えると、ますます、会える確率が少なかった人達だったのです。たまたま、傍にいた短命な人達だったのです。

 現在は大方のモノは過去の言動からできているし、未来の大方のモノは現在の言動から創りだすものです。未来は現在より楽しい時間にしたいモノです。

 過去の悲しみを引きずりながら、それを未来へ持ち込まないようにしましょう。まだ、お若いですので、これからの人生の方が長いのです。

 あなたも仰る通り、会える人と時間を大切に、その時々を楽しむことです。そして、明るい未来を創りましょう!

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.476】千葉県・40代女性のご相談です。<小学生の娘 「学校がつまらない」>を、予定しております。

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