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【超短編小説】遠(その11)#140字小説

遠くに望んでいた山の頂に、いまこの足で立っている。不思議な気持ちと共に成し遂げた達成感が、ゆっくりと全身の快感に昇華してゆく。亡き父の口癖を思い出した。人生とはいろいろな山を、いくつもいくつも登って行くようなものだから、足元をしっかりと踏み固めながら進め!の意味を体感した登山だ。

遠 (その12)も読んでみよう!👉
👈遠 (その1)から全部読みかえしてみよう!

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