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【勝手に人生相談 No.298】弟に甘く、私に厳しい母が嫌い (大阪府・30代女性

▼ご相談内容▼

30代の主婦。

四つ下の弟は甘やかし、私にはずっと厳しかった母が大嫌いです。正直、縁切りたいと思っています。

習い事、部活、高校、大学受験と節目節目で全て母の思うようにされ、操り人形のような人生でした。

自分の弟の差は何だろうと自問自答し、自殺未遂までしたことがあります。

私は10年ほど前、できちゃった婚で結婚しました。報告した時、これでもかと怒った母。子どもはおろせばいい、離婚しろ、などと言い続けてきました。

しかし、弟が勝手なことをしても何一つ怒りません。

つい先日、弟が誰にも報告なく結婚し、子どもがいることが判明しました。母は、「言うタイミングがなかったんだ」などとかばい、孫を溺愛していました。

弟とはここまで違うものかとショックでした。

弟のことが判明した時、母は今までのことを謝ってほしいと言ったものの、謝罪はありません。

日に日に母に対して嫌悪感が増す日々です。

大阪府・30代女性

▼やまのぼ回答▼

 あなたがお母さまに対して、嫌悪感を抱くのは、もしかして筋違いかもしれません。なぜならば、あなたと弟さんを比較くすること自体ナンセンスだからです。

 あなたと弟さんは、たまたまお母さまが同じだということであって、深い意味がありません。乱暴な言い方をすれば、偶然の一致だったのです。

 生まれた時が違うということは、時代背景も違うし、ご両親の経済状況だって違う。ましてや、あなたがいるところに、後から生まれてきた弟さんは、男の子です。

 お母さまには、特に他意がないことは確かなことです。

 あなたに特別意地悪く当たっているのではないと思います。あえて、言うならば、お母さまとあなたが同性であるということでしょうか。ある意味ライバル意識があるのかもしれません。

 お母さまが生きて来られて得た、アイデンティティをひとつの規範として、あなたの行動を鑑みたとき、少しのズレでも厳しく指摘するのかもしれません。

 さらに言うならば、少しピントが外れているかもしれませんが、内孫外孫の意識が、少しあるのかもしれません。

 要するに、弟さんとあなたはとは、立場も違うし性も違う。比較対象者ではありません。

 お門違いの謝罪をお母さまに要求する前に、右も左もわからず、真っ赤な顔でこの世に、泣きながら生まれてきたあなたを、成人になるまで育ててもらったことに対して、感謝の意を表す方が先ではないでしょうか?

 親が子どもたちに謝罪するのは、親であることを放棄するときだけだと思います。縁を切るなんて馬鹿げたことを言わないでください。切っても切れないのが、親子の縁なのですから。

 まして、自殺して解決がつくことなんて、この世にひとつもありません!

 

▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.299】埼玉県・60代女性のご相談です。「息子 ゴミ部屋 夫無関心」を、予定しております。


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