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【勝手に人生相談 No.338】セクハラ被害の理不尽さ (神奈川県・20代女性)


▼ご相談内容▼

20代の女性。

先日、新卒で勤めた会社でセクハラが発覚しました。

セクハラを受けたのは同僚です。

加害者である会社の代表のことは、私も同僚も大学生の頃から知っており、仕事内容に共感して入社しました。

同僚は会社を辞めざるを得なくなり、私も辞めることにしました。私たちが辞めざるを得ない社会に怒りを覚えます。

セクハラについて人に言いにくいと感じます。

責任のある会社の代表が、同僚の未来を奪っておいて仕事を続けていることにも腹が立ちます。

心の傷を受けた同僚を慰めてあげたいのですが、何をしてあげられるのか、分かりません。

私たちは黙ったままで過ごすのでしょうか。このような社会のままでいいのでしょうか。

同僚も社会の理不尽さに押しつぶされそうだと言っています。この気持ちをどうしていいか分かりません。

神奈川県・20代女性

▼やまのぼ回答▼

 正義感を武器に、社会の理不尽さに立ち向かいたいのなら、とことん戦うべきです。でも、その道のりは、茨の道であるのは、確かなことです。

 さらに、確かなことがあります。あなたも同僚さんも、徒労感に苛まれることでしょう。いまは、平常心になることに努めましょう。

 そこで、例えばなしで恐縮ですが、美味しそうな果実を買ってきて、食べようと皮をむいたら、ところどころ腐っていたとしましょう。

 あなたなら、どうしますか?腐ったところを丁寧に除いて、腐っていない所をよって、食べるかもしれません。

 でも、それは最良な選択とは言えません!

 その果実は、腐りかけているのです。即刻捨てるべきなのです。つまり、あなたとご同僚が会社を辞めたのは、素晴らしい選択だったのです。

 ところが、大学生の頃から、腐りかけていたことを知りつつ、その会社を選択したのは、最悪な選択だったようです。

 人生は、選択と後悔と、修正でできています。というのは、やまのぼ の編み出した人生訓のひとつです。(修正ができる!が、やまのぼ オリジナルです)

 誤った選択を自ら認め、そこから充分学習し、今後の長い人生に生かすことです。今後、腐った果実を絶対に手に入れないようにすることです。

  あなたが同僚を慰めてあげる前に、やるべきことがあります。

 あなたがまずしっかりと平常心を取り戻すことです。間違っても、セクハラ行為について、蒸し返すことだけはしないことです。

 一日も早く、腐った果実を捨てたことすら忘れて、素晴らしい人生を勝ち取ることを祈っています。



▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.339】愛媛県・30代女性のご相談です。「子に色んな経験させたい」を、予定しております。

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