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【勝手に人生相談 No.339】子に色んな経験させたい (愛媛県・30代女性)
▼ご相談内容▼
30代女性。
6歳と4歳の子どもについて相談です。
物の値段、光熱費が上がるばかりでお給料は変わらず、家計の見直しをするのも苦しくなります。
今はまだ子どもが小さいので、一緒に公園や児童館に行き、家では工作や料理をしたり、本を読んだりしてお金のかからない遊びで喜んでくれます。
ただ、周りがイベント参加や外食、いくつもの習い事をしていると聞くと、子どもたちにいろんな経験をさせていないことを申し訳なく思います。
一人でいる時間に子育てへの不安が募り、夫に不安を相談すると、気にしなくてよいと言ってくれます。
私の両親は他界し、義父母は子どもを連れて行っても自室に籠もり、無関心です。
子どもがこれから成長する時、道をそれることなく好きなことを見つけてほしいと思いますが、今のままでいいのか考えてしまいます。
▼やまのぼ回答▼
先人たちは、後世の私たちに、短い言葉で身の処し方を説いてくれています。ときにハッ!とさせられ、ときに勇気づけられます。
「子は親の背中を観て育つ」も、そのひとつです。ときには、「子は親を映す鏡」とも言われます。
すなわち、親と一緒に暮らしている子どもは、親のよい面もわるい面も自然に身につけてしまうということです。だから親は、ふだんから自分の言動に気をつけるべきだという訓戒になっています。
生真面目に、子どもさんの将来のことに、心を痛めていらっしゃるあなたのお子さまたちは、あなたの深い母性愛を、ちゃんと判っていらっしゃると思います。
そこで、またひとつ、「案ずるよりも産むが易し」という諺もあります。
他人様の、言動に左右することなく、常にあなたのベストの愛情を、お子さまたちに施してあげるのが、子育ての基本だと思います。
そこで、もう一つの諺を思い出しました。
「人間万事塞翁が馬」ということです。つまり、人生の幸せも不幸せも、予測ができないということ。
イベント参加や外食、いくつもの習い事で、将来の幸せが約束され、幸せに直結しているわけでもありません。
それよりも、幼い頃、あなたと、一緒に公園や児童館に行き、家では工作や料理をしたり、本を読んだりしてお金のかからない遊びで喜んだことが、情操教育になっていて、将来の幸福を呼び寄せるかもしれません。
いつも、お子さんは、あなたの背中を観ていることだけは、心にとめておきましょう!
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.340】兵庫県・50代女性のご相談です。「80歳の母 止まらぬ暴言」を、予定しております。
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