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【勝手に人生相談 No.266】負の感情表現が苦手 (神奈川県・20代女性)

▼ご相談内容▼

20代の会社員女性。

自分の中にある負の感情を言葉にすることが苦手です。うれしいこと、楽しいことはありのまま表現できますが、怒りや悲しみ、不安をなかなか言葉にできません。

周りには自分の気持ちをハキハキと伝えられる人が多いので、私の性格に「イライラする」と言います。

気持ちを話さないと怒られて、「どう思ってるの?」など聞かれるほど言葉が詰まり話せなくなります。この性格のせいで、家族や友人、恋人とけんかや話し合いができず、一方的に言われて終わりです。

悲しいときや怒りがあると一人の時間を作ることで気持ちを昇華できます。

しかし周囲から、「頼りにしてくれないのか」などと言われ、申し訳なくなります。

人と向き合うためには、やはり自分の気持ちを開示することは必要ですか。必要ならどう訓練すればいいですか。

神奈川県・20代女性

▼やまのぼ回答▼

身体からこの心 取り出してくれるなら
あなたに見せたいの この胸の想いを

テレサテン・別れの予感より

とは、荒木とよひさ作詞・三木たかし作曲で テレサテンのヒット曲・別れの予感の一節である。思いの丈を言葉にできないもどかしさを、言葉にした名歌詞だと思います。

 ところで、ご相談者は、不思議なことに、うれしいこと、楽しいことはありのままに表現できるのに、怒りや悲しみ、不安をなかなか言葉にできないとか。

 言い換えれば、ネガティブな感情表現が、不得意と言うことですね。

 多分、あなたは対人から、弱い人間に見下されたくないという、潜在意識を持っておられるのでしょう。ご本人は、それに気づいておられないのです。

 身体からその心 取り出せないことをいいことに他人ひとから、思いっきり強い人だと、買い被ってかいかぶってほしいのでしょう。

 いい加減に、そんな糊塗した人生から抜け出し大人になりましょう!

 あなたに見せたいの この胸の想いを言葉にできないのですから、態度で示しましょう。

 悲しい時は、目が腫れるまで泣けばいいですし、怒りは身体全体で表現すればいいと思います。

 あなたを含めた人間誰しも、そんなに変わった人はいません。似たり寄ったりなのです。
 
 この際、苦手意識を棄て、喜怒哀楽はしっかり態度で示すことに努めましょう。所詮、言葉なんか心の全てを表現できるものではありません。

 身体からその心 取り出せませんし、見せることもできません!


▼次回のご相談予告▼

次回の【勝手に人生相談 No.267】福岡県・10代女性のご相談です。「女子高校生 姉が暴言、物投げる」を、予定しております。


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