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【勝手に人生相談 No.402】当初から裏切られていた ( 富山県・70代女性)

▼ご相談内容▼

夫は5年ほど前に他界。

その後、結婚当初から私を裏切っていたことが分かりました。

思い返せば、間違い電話が頻繁にあり、飲酒で深夜まで帰らないことが月1回ありました。

今になって、私は何て能天気だったのだろうと頭の中をかきむしられる思いです。

忘れるしかないでしょうが、こころの持ちようを教えてください。

富山県・70代女性

▼やまのぼ回答▼

 いまさらというさらに、どんなご馳走を盛り付けても、召しあがことはできません。ましてや、端から嫌いな料理は、見向きもしないでしょ。

 いまさらという名の皿は、とっとと割ってしまうのがお利口です。

 あなたが亡き夫と暮らした数十年間は、多分大方のことが、うまく行っていたのでしょう。だから、こうして、いま皿に気分を害するばかりの料理を盛るのでしょう。

 忘れようとする行為は、ややもすれば、いつまでも心の深いところで、蠢いて、ときどき這い出して悪さをするのです。

 できれば、ご夫婦で歩んできた道とは、まったく異なった道を歩み始めることです。

 忘れたい過去は、思えば思うほど、鮮明になりあなたに、纏わりついてくるものなのです。

 いわば、裏切った夫の不貞のことを、忘れようとすること自体を、わすれ去ることです。天国の夫は責めきれません!

 確かに、現在は過去でできていますが、悪いことばかりではなかったと思います。今日からは、いいことばかりを引っ張り出し、思い出すように努めめましよう。

 一番手っ取り早いのは、新たな世界に身を委ねてみることです。まったく、真逆な生き方をすることで、新しいあなたに生まれ変われると思います。

 さあ!

 今さらという名の皿は、木っ端みじんに割ることから始めましょう!

 


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.403】長崎県・40代女性のご相談です。「妹ばかりひいきする母」を、予定しております。

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