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10マス目 新規事業に必要なスキル

10マス目まできましたね。

このマスをクリアーすると10%達成です。

がんばっていきましょう。

このマスではビジネスパーソンとしての自分の強みと

新規事業立ち上げに必要なスキルを考えます。

顧客に価値を届ける流れはバリューチェーン(VC)といいます。

バリューチェーン

これは新規事業のみでなく、むしろ、

どのような会社でも既存事業で確立されているものと思います。

顧客に向かって企画、開発、品質、調達、製造、販売(営業)、

そして販売した後のメンテ・サービスです。

この活動を主活動といいます。

また顧客に普段は直接関係しないのですが、

研究・経理・人事・・・・・経営企画などを支援活動といいます。

上記の名前は会社では部門の名前になっていると思います。

新規事業を起こすには主活動のすべてと支援活動の必要な部分の

知識とスキルが必要です。

リーダーのあなたはどの部分が担当できますか?

あなた自身がすべてのスキルを持っている必要はありません。

スキルを持っている人を巻き込めばよいのです。

ただし注意が必要なのは、あなたの提案に乗り気でない人を

巻き込まないようにすることです。

課題が出るごとにできない理由を言ってチームを疲弊させます。

貴方の提案に賛同してくれる人か少なくともニュートラルな人を

アサインしましょう。

どんな人を巻き込めるかもあなたの強みをフルに活かしてください。

そしてほとんどの場合、賛同してくれるかどうかは

貴方の提案内容、情熱、志などが大きく影響します。

賛同を維持できるかはあなたの日常の振る舞いや発言、

メンバーがこの活動を通じて成長できているかが影響します。

日々、貴方が思いを語り、メンバーに目を向けていてください。

この活動を通じて会社の各職能の仕事や部門の考え方を

体得することができます。いいこともありますよね!


余談ですが、、、、

様々な会社でよく見受けられる悪いVCについてと、

マクドナルドのカサノバさんが言っていたマクドナルドが実践する

理想のVCについても記載します。

まずは悪いVCについて・・・。

図の真ん中に描いているようにお客様を見ずお尻を向けて、

社内のVCの川上に向かって文句ばかり言っている組織です。

開発は企画に、こんな企画を満たす商品開発できるか!

品質は技術にこんな悪い品質の商品だしたらクレーム来る!

調達は開発にこんな部品だったら新しい購入先増えてめんどくさい!

製造は、新しい工程増えて誰が作ると思るの?現場知ってる?

営業は売れないのは商品が悪いからや!

企画は営業にもっとお客さんのニーズつかんで来いよな。

などなどです。

お客さんを見ないお客さんから遠い組織・会社では、

お客さんを喜ばせる商品を提供しにくいですよね。

特に新規事業では新しいことを取り込んでいくので

この手の意見をよく聞きます。

その際に説得できる言葉は ‘お客さんが求めています’ です。

もっとわかりやすく言うと ‘絶対に売れます’ です。

こんな言葉を自信をもって言えるくらいの提案したいですよね。

次にマクドナルドを復活させたカサノバ社長が考える理想のVCです。

図の一番下に描いています。

それそれの職能がお客さんを見て、お客さんに最高のサービスを

提供するためにどうしたらいいか顧客視点で考えることです。

縦に並べるVCの在り方は全職能が

お客さんを見ていて分かりやすいですよね。

こうなるべき必要をカサノバさんは数字で説明しています。

‘企画がとてもいい100点の商品を企画したとしましょう。

しかし顧客まで続く各職能が全力を出さずに80%の力しか出さなければ

お客さんにたどり着くことには33点になっている。

これではお客さんにまた来てもらえる商品を提供できないですね!’

非常にわかりやすいです。ましてや社内でけんかをしていたなら。。。

こうなっていないかチェックするために

常に考えていてほしいことがあります。

それは、私たちが仕事をしている1秒1秒のコストはすべて

お客様のポケットから出てきているのです。

また、仮に会社の利益率が10%とした場合、

貴方がかけたコストの10倍の売上につながっていないと

無駄な活動をしたことになっているということです。

大変厳しい言葉ですが会社が存続するということは

そういうことなのです。

新規事業を起こすリーダーである貴方には経営の厳しさも

知っておいてください。

なぜなら、貴方が新規事業を起こしたら、

貴方が事業部長であり経営者なのですから・・・・。






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