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『教養は「事典」で磨け ネットではできない「知の技法」』成毛眞(著)

辞書・辞典・事典・図鑑。これらを、引いたり調べたりするものだと思ってはいないだろうか。また、大人になってからはすっかり縁遠くなってしまった、という人はいないだろうか。実は辞書や事典は、生涯をかけて読まれるべき、実に面白い「本」である。いまやインターネットでなんでも調べられるが、そこで得られる知識は、入力したキーワードから予測される範囲の事柄にすぎない。一方、辞書や事典を読むのにキーワードはいらない。適当にページを開けば、必ず知らない何かが記載されており、思いもよらなかった知識を得ることができるのだ。本書では、こうした類の本を「事典」と定義し、おすすめの作品を紹介する。

「幸福であるだけでは十分でない。他人が不幸でなければならない」という最高な一文をtumblrで見かけ、手に取った。出典は、世界毒舌大辞典の紹介ページだった。そんな事典あるのかと衝撃をうける。その他にも、いろんな辞典があるなぁ!とめちゃくちゃ楽しい一冊で、読む本リストに辞典が6冊も追加されてしまった。バンド臨終図巻は読むか悩ましいな(笑)

読む本メモ
・世界毒舌大辞典
・ヨーロッパ人名語源事典
・分類たとえことば表現辞典
・勘違いことば辞典
・てにをは辞典
・句読点、記号・符号活用辞典。
・鑑賞のためのキリスト教美術事典

とりあえず日本語レベルを上げたいので、「勘違い言葉辞典」とかて「にをは辞典」とかを優先して読んでみよう。

辞典の良いところとして、知識が身につくだけでなく、全然関連しない語句が目に入り、新鮮なインプットとなる事もアピールされていた。電子書籍のストアより、本屋のほうが楽しい理由と同じだな。偶然が視野を広くしてくれる。好きな作家、ジャンルばかり読まず、未知の世界に触れることもしないとな、と反省した。そして、未知の世界を学ぶにあたり、事典こそ世界観を掴むのに最適、という知見は貴重だった。最初は入門書で、事典は最後の手段、という思いがあるので、まず手に取らない。

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