10.Iga血管炎疑い 入院6日目

やっぱり痛みで、全然眠れなかった。
今日はまた採血と尿検査の日。
悪くなっていないか、すごく不安。
よくなっている気はしないから。

そして、今日もまた起きてビックリ。
足の紫斑が尋常じゃないほど増えている。
入院してからずっとベッドの上で、安静にしているはずなのに。

もう腹痛も我慢できる範囲を越えてきている。
血尿もまた出始めてしまっている。
ご飯は頑張ろうと思っても、もう食べられない。
ステロイド療法を悩んでいる場合ではないかもしれない。
このままではIga腎症まで進行してしまう。

そこへ主治医があらわれ、また脱水状態になっていると告げられる。
やっぱりまだ今の状態では、点滴に頼るしかない。
更に、検査データも前回より悪くなっていると。

予想通りといえば予想通りの結果。
素直に点滴をしてもらい、もう痛み止めも内服薬ではなく点滴の方をお願いすることにした。
良くなったり悪くなったりを繰り返すうちに、取り返しのつかないことになりかねない。
さすがに限界を感じた私は、ステロイド療法をお願いすることに決めた。

Dr.「明日から早速ステロイド療法を始めていきます。内服薬でプレドニゾロン40mgから開始して、症状を見ながら30mgまで減量できれば退院を許可します。感染症にかかるのが1番怖いので、30mgが限界です。そこまで下げるのも、本当は1,2週間かけて5mg単位ずつが理想なんですが、お子さんのこともありますし年末年始を家で過ごせるように年末までに30mgを目標にしましょう。」

最低でもこれから2週間は入院か。
でも、クリスマスには帰れなくても年末年始は帰れるかもしれない。
少し希望が見えた。

何よりもう痛みの我慢の限界を越えていた。
痛み止めも今日は4時間おきに使っている。
ご飯も水分も1口もとれなかった。
眠れることもなく、
ひたすら病室の天井を見つめたまま、1日が終わっていった。

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