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バトンは渡る

僕には背負うものがある
僕の両親もそうだったろう

母は
僕が小三の時に
一念発起して
学生になった

高卒の母が
夜遅くまで
勉強をして
看護学生になった

いつも9時に寝かされていた僕
ベットに横たわり
フスマから漏れてくる明かりを見つめながら眠りにつく
その明かりは僕が起きているうちに消えることはなかった

僕には背負うものがある
僕の両親もそうだったろう

それはなんのため
そしてだれのため
今ならわかる

次は僕の番だろう
僕は僕自身のために
そして背負うもののために

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