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東進 高等学校対応 物理 生物 感想


はじめに

どちらも受験後に受けたので、受験生目線とズレている部分があるかもしれません。その点はご了承ください。高等学校対応の物理の方は教え方の研究。生物の方は大学で必要になったため受講しました。

高等学校対応物理

正直、この講座は取るのはオススメしないです。今だとYouTubeでヨビノリさんや、笠原先生が基礎のレベルを解説してくださっていたりして、それらの方が説明もわかりやすかったりするので、そちらを見てもらった方がいいと思います。この講座を取るより笠原先生のファンダメンタル(新旧含む)を見ながら、ゴールデンルート(参考書)や解法フレームをする方がよっぽどいいです。
授業を理解するために、物理基礎の範囲は最低限理解しておいてください。基本的に物理基礎の範囲は確認程度しか触れませんし、一通り頭に入っていることを前提に、授業が進んでいくからです。高等学校対応を取る予定なら、同じ先生の物理基礎のはじめからていねいにを、読んでもらうといいと思います。
微積を使うのか気になる方もいると思いますので少し触れておくと、電磁気で少し紹介程度に触れる程度です。その他では登場しません。

市販のはじていと何が違うのか

授業内容は市販の物理のはじていと殆ど同じです。違う点は、授業の方が演習問題だけでなく例題もついていて扱っている問題数が多いことと、授業の構成が微妙に違ったり、演習問題だけ差し替えてあったりすることです。

テキストについて

テキストは東進の物理科にしては珍しく、基本事項について説明があったり、まとめを記入する欄があったりと、学力層に合わせた丁寧な作りになっています。

よくない点

先生がお年のせいかかなり計算ミスをします。駿台数学の五藤先生といい勝負だと思います(五藤先生は授業内容がいいのでまだいいです)。間違えることで、先生もかなり焦り始めるので見ていてとてもヒヤヒヤします。ひどい時だと自分のノート?の答えに無理矢理合わせようとしてメチャクチャな計算(この世に存在しない計算方法)をすることもあって驚きました。いつも最終的には間違いに気づかれます(写し間違えや、消し忘れなどで、式がそもそも間違ってるパターンが殆どです)。さんざん先生が一生懸命計算して答えが合わなくて、これを計算したら答えこうなるから皆さん自分でやってみてくださいねと式と答えだけみせられる事もありました。内容的な間違いは一切ないのですが、計算ミスをしすぎて先生も自信なさそうに教えるので、なんとも言えない気持ちになります。

授業の進め方

基本は電子黒板と板書を使って説明していくスタイルです。初めに基本事項を電子黒板で説明し、その後問題の解説を黒板でしていきます。問題解説時は、問題の図をプロジェクターで黒板に写し書き込みをしていきます。そして、重要事項(公式、法則など)については、マグネット形式の物を利用して黒板に貼ることもあります。付属の問題は授業中に解く時間(約2〜5分)があります。

受講前にしておいた方がいい事

物理基礎の内容は、参考書や授業などで確実に理解しておいてください。授業は物理基礎の内容を前提に進んでいきます。著者が同じ物理基礎のはじめから丁寧にがオススメです。

オススメの受講方法

市販の東進のはじていと併用しながら、受講するのをオススメします。はじていの方が説明が丁寧だったり、授業と違って言い間違いや計算ミスがなく整理されていて取り組みやすいです。さらに、授業の該当箇所や読むことで理解不足な所をきづけたりし、理解も深められます。テキストの問題と参考書の問題は差し替えてあるので、本当に理解したかの確認としても、参考書の問題が使えいい事ばかりです。

高等学校対応生物

割と思い切った講座だと思います。問題が全くのっておらず、全ての授業時間が項目の説明に当てられています。この構成のおかげで、基礎のレベルでは省かれがちな発展的な内容や、参考書や教科書だけでは理解しにくい所を丁寧に扱ってくれるので、非常にわかりやく理解しやすかったです。流石としか言いようがないです。変に難しい所ばかり扱うわけではなく、基礎的な所も扱ってくれるので、知識ゼロでもついていけます。知識に馴染みやすくするためか、実際に現場に行って撮ってきた植物を見せてくれたり、強烈な例えをしてくださったりします。そして、一般的に正しいとされえいることや馴染み深い事も、生物学的に怪しい所は疑問をなげかけてくれ、非常に生物に関心をそそられる授業でした。
笠原先生が授業中に、でもさぁ、これって自明じゃないよね?と問いかけてくるのに似ています。具体的に上げると次のようなものです。ポケモンの進化はねー、進化じゃないです、進化は、世代を重ねることが条件なんです、あれは変態って言うんです。みたいな感じです。

授業中に、どこが狙われるか、どこか大事か、学習初期段階でどこまで、どう理解しておけばいいかも話してくださるので、非常に学習しやすく勘所を押さえやすいと思います。

授業中、なぜか緊張感がかなりあります。映像とは思えないほど見られているプレッシャーです。対面だと緊張しすぎるかもしれません。もしかしたら、映像なのであえて緊張感をだしているかもしれません(出そうと思って出せるものでもない気がしますが)。

授業の進め方

書画カメラや電子黒板をメインに使い説明していき、難しい所や誤解しがちな所を黒板を用い丁寧に説明していく形です。時々、先生が実際にいった時の写真を用いて説明することがあります。

オススメの受講方法

板書内容は、テキストの空きにメモしてもいいのですが、単元によっては板書量が多く書き切れないことがあるので、別でノートを用意しそちらに書き込んでいくことをオススメします。そちらの方が図なども気兼ねなくかけていいと思います。
それ以外は特に注意することはないです。気兼ねなく受けてください。

授業で内容は簡潔しているのですが、もっと発展的な内容まで知りたいという方は、授業後に、生物合格77講の該当箇所を読みながら進めてもらうといいと思います。

テキストについて

テキストは先程話した問題が一切扱われていない特徴のおかげで、そのまま知識がまとまった、ノートして使え非常に便利です。今でも重宝しています。このテキストを活用してもらうことで、まとめノートをむやみに作ったりすることがなく、間違った勉強にも陥りづらいと思います。加えて、各講の初めに注意ポイントや特に押さえて欲しい所が明示してあるので、要所がわかりやすとても学習がしやすいです。

受講前にしておいた方がいい事

特にないです。初学で大丈夫です。そのため、生物選択だけど苦手という方は是非受講を考えてほしいです。

受講後は

この講座を一通り、受け終わったら基本的にどの参考書にも取り組めるので、自分が取り組みたいものに取り組んでください。

先生と相性がよく、もし先生の講座で上のレベルまで学んでいきたい思った方は、難関生物やスタンダード生物に進んでもらうといいと思います。

生物の山川先生もわかりやすいですが、もし生物選択だったら間違いなく飯田先生を選んでいたと断言できます。それくらい素晴らしい先生でした。

受験生の参考になれば幸いです。

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