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【詞】12月の独り言

歩く先の石に名前を付けた
雨露に濡れ、そこで雨宿りした
そんな少しの話を持ち寄って
君の元へ帰れればいいのにね

吐く息は彼方に
ぼんやりとくっきりと
青い周りに浮かんでゆく
そんな僅かな話を頭に入れて
君の元へ帰れればいいのにね、過去へ

12月の独り言
形を変えて雨でさえ
通り過ぎたら
遠い記憶の肩ゆらす
街灯まちあかりだけ
君の輪郭を照らして
笑い合ったね

そうだったね


ゆっくりと水の中のように
海月のように呟いた
騒めきだけが返ってきた

ゆっくりと水の中の中に
散らばる泡に呟いた
騒めきだけが返ってきた


12月の独り言
形を変えて雨でさえ
通り過ぎたら
遠い記憶の肩ゆらす
漂うだけ
魚の影は糸の先
少しずつ引いて
確かめて

12月の独り言
形を変えて雨でさえ
通り過ぎたら
遠い記憶の肩ゆらす
街灯まちあかりだけ
君の輪郭を照らして
笑い合ったね

そうだったね


久しぶりの詞になります。

寒い!

こちらも雪が降りはじめました。

途中の"魚の影"と"糸の先"というのは
釣りをイメージしています。

釣り行きたいです。
今年の夏も行きたかったです。
何年か前に釣り堀に行ったきりですね


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