新国立劇場「初台アート・ロフト」

東京 初台にある新国立劇場のギャラリー「初台アート・ロフト」。アート空間であると同時に…

新国立劇場「初台アート・ロフト」

東京 初台にある新国立劇場のギャラリー「初台アート・ロフト」。アート空間であると同時に、文化資産である衣裳の修繕・保存活動もしています。職人技術を紹介する「いま、ここ」、文化を思考する主催イベント「ボトルメール」なども発信中。新たな視点で文化芸術を捉える基地になるべく変身中です。

最近の記事

【屋上庭園】ツツジが満開です!

情報センターの入口前に「屋上庭園」があるのをご存知ですか?エレベーターを5階で降りると、左に階段があります。 そこを出ると、緑の芝生が広がる庭園があります。 春は陽気もよく、外で時間を過ごすには絶好の季節です。 ゴールデンウイークを迎える今週末、庭園を囲むツツジが満開です! お散歩がてら、都心で小さなお花見をしませんか? 新国立劇場 屋上庭園:利用案内 開室時間:10:00~18:00 エレベーターで5階へお越しください。 休園日:原則として、第一月曜日は閉園 ※飲食・

    • Hatsudai Art Loft - Exhibition: With Needle and Thread, Connecting to the Door of the Future

      We are delighted to announce that Hatsudai Art Loft's new exhibition "With Needle and Thread, Connecting to the Door of the Future " is on display in our open space from April 2024 to late August 2024. "Hatsudai Art Loft" is a space where

      • 2024年春 初台アートロフト 『針と糸で繋ぐ未来への扉』展-With Needle and Thread, Connecting to the Door of the Future-

        時空を超えた人生の旅を構想する屋根裏部屋「初台アート・ロフト」。 アート作品である舞台衣裳に光を当て、新たな物語を創造します。2019年にスタートした「初台アート・ロフト」は、「ファンタジー展」 「パラード展」 「生命の木展」 「神話への旅展」 「想像力と技-素材と型-展」 「時空をこえて展」 「奇想空間展」など様々な切り口から舞台衣裳の展示を実施してきました。今回は、『針と糸で繋ぐ未来への扉』と題し、舞台衣裳と空間デザインから広がる世界=宇宙の表現を試みています。 宇宙の

        • 【情報センター閲覧室】『椿姫』特設コーナーのご紹介~時空を超えて ヴィオレッタの生きたパリへ~

          新国立劇場で2022年3月に上演の『椿姫』にあわせ、情報センター閲覧室ではパネル展示や書籍展示を実施しております。 演出家ヴァンサン・ブサール(Vincent Boussard)がこの演出を通じて伝えたいメッセージとは何か、作品の舞台となった19世紀の時代背景や、ヴィオレッタのモデルとなった女性とともにご紹介します。また、歴史的な『椿姫』にまつわる演出家や歌手についての資料も公開いたします。 公演情報はこちら オペラ『椿姫』 オペラ『椿姫』の原題『ラ・トラヴィアータ(La

        【屋上庭園】ツツジが満開です!

          【新国立劇場情報センター閲覧室】初台アート・ロフト「生命の木展」書籍・パネル展示「ようこそ、精霊たちがいざなうおとぎの世界へ」コーナーのご紹介

          ―ようこそ、精霊たちがいざなうおとぎの世界へ― 2021年12月より新国立劇場にて開催中の初台アート・ロフト「生命の木展」にあわせ、新国立劇場情報センター閲覧室では、書籍・パネル展示「ようこそ、精霊たちがいざなうおとぎの世界へ」を開催しています。 →舞台衣裳展示「生命の木展」についてはこちら ~画家たちが描いた名作童話 挿絵パネル展示~ アンデルセン童話集/グリム童話集/ペロー童話集 イソップ物語/ルイス・キャロル/シェイクスピア ほか アーサー・ラッカム/ウォルタ

          【新国立劇場情報センター閲覧室】初台アート・ロフト「生命の木展」書籍・パネル展示「ようこそ、精霊たちがいざなうおとぎの世界へ」コーナーのご紹介

          初台アート・ロフト『生命の木展』:まもなく上演のオペラ『さまよえるオランダ人』『椿姫』の舞台衣裳展示について/初台アート・ロフトご紹介ビデオ公開

          2021年12月より新国立劇場にて開催中の初台アート・ロフト「生命の木展」に関する追加情報をお届けします! →舞台衣裳展示「生命の木展」についてはこちら 2022年1月・2月オペラ公演『さまよえるオランダ人』の衣裳をただいま展示中!―3階西ギャラリーにて 本展では2022年1・2月公演のオペラ『さまよえるオランダ人』にてオランダ人とゼンタが着用するものと同じ衣裳を展示しています。 オペラ『さまよえるオランダ人』は、永遠に海をさまよい続ける呪われた運命のオランダ人船長を

          初台アート・ロフト『生命の木展』:まもなく上演のオペラ『さまよえるオランダ人』『椿姫』の舞台衣裳展示について/初台アート・ロフトご紹介ビデオ公開

          新国立劇場 初台アート・ロフト 新・舞台衣裳展示『生命の木展』開催

          ― 生きているものすべてのなかに神秘がある ― 古来より人間は動物や植物によって生かされてきました。彼らは人々の暮らしを助け、精神世界に影響を与え、多くの絵画や物語のモデルになりました。また、彼らは神話や寓話、おとぎ話に現れ、人々を諭し、励まし、この世界の神秘について語ります。 そうした神話やおとぎ話の世界は、多くの文学、美術、演劇、オペラ、バレエにもとりあげられてきました。 この度の『生命の木展』では、新国立劇場で上演された舞台作品に現れた動物、妖精や精霊たちに光を当て

          新国立劇場 初台アート・ロフト 新・舞台衣裳展示『生命の木展』開催

          新国立劇場【初台アート・ロフト】<期間限定2021/11/7まで>1階ギャラリースペースにて『はしのチュチュクリエーション 虹のかけ橋(箸)』展示 「パラード展」まもなく入れ替え!(2021/10/29更新)

          ― 初台アート・ロフトが 今秋新たな展示に生まれ変わります― 新国立劇場で上演した作品から、舞台関連の品々をオープンスペースで展示する「初台アート・ロフト」。 2021年7月より舞台衣裳展示『パラード展』を開催しておりましたが、この秋新たな展示に入れ替わります! 入れ替えは11月中旬を予定しております。決まり次第、新国立劇場情報センターお知らせおよびnoteにて告知いたします。 期間限定『はしのチュチュクリエーション 虹のかけ橋(箸)』が1階ギャラリーへ初台アート・ロ

          新国立劇場【初台アート・ロフト】<期間限定2021/11/7まで>1階ギャラリースペースにて『はしのチュチュクリエーション 虹のかけ橋(箸)』展示 「パラード展」まもなく入れ替え!(2021/10/29更新)

          5階情報センター閲覧室にて〚オペラ『蝶々夫人』初演時の衣裳・小道具デザイン原画展~百十余年の時を経て、蝶々さんとジャポネズリ~〛只今開催中!

          オペラ『蝶々夫人』 初演時の衣裳・小道具デザイン原画  ~百十余年の時を経て蝶々さんとジャポネズリ~1903年製作水彩画57葉25.5×33cm JUSSEAUME, (Lucien) THE ORIGINAL DESIGNS FOR THE OPERA 《MADAMA BUTTERFLY》ON THE FIRST STAGE. Water-colored drawings by Lucien Jusseaume on 1903. 2021/2022シーズン オペラ『蝶々夫

          5階情報センター閲覧室にて〚オペラ『蝶々夫人』初演時の衣裳・小道具デザイン原画展~百十余年の時を経て、蝶々さんとジャポネズリ~〛只今開催中!

          【新国立劇場 初台アート・ロフト】いま、ここ vol.2 ~植物とシェイクスピアの世界~

          ■「いま、ここ」とは時間をかけて、ゆっくりと、丁寧に。 ささやかだけど大切なものを生み出し、「明日」へ繋げていく。 新国立劇場 初台アート・ロフトが発信する「いま、ここ」は、 様々な職人さんの手仕事を取材しながら、人の幸福や生き方について 哲学していくシリーズです。 ■今回の「いま、ここ」 シェイクスピアの作品には、様々な植物が登場します。シェイクスピアは、植物をしばしばドラマの重要なシーンに登場させ、その動作やセリフを強く印象付けています。 今回、造園やグリーンレンタル

          【新国立劇場 初台アート・ロフト】いま、ここ vol.2 ~植物とシェイクスピアの世界~

          新国立劇場 初台アート・ロフトギャラリー『パラード展』開催

          この世界に明かりを灯す さあ、パレードの始まりピカソらが手掛けた舞台に着想を得て                 現代に発するメッセージ新国立劇場で上演した作品から、舞台関連の品々をオープンスペースで展示する「初台アート・ロフト」。新・舞台衣裳展示『パラード展』を開催しています。 1917年、第一次世界大戦中に上演されたバレエ公演『パラード展』は、ジャン・コクトー、エリック・サティ、パブロ・ピカソなどが制作に名を連ね、その強烈な社会風刺と挑戦的な演出で話題となりました。その

          新国立劇場 初台アート・ロフトギャラリー『パラード展』開催

          【映像】いま、ここvol.1 ~マネキン工房のモノづくり~【新国立劇場 初台アート・ロフト】

          ■「いま、ここ」とは時間をかけて、ゆっくりと、丁寧に。 ささやかだけど大切なものを生み出し、 「明日」へ繋げていく。 新国立劇場 初台アート・ロフトが発信する「いま、ここ」は、 様々な職人さんの手仕事を取材しながら、人の幸福や生き方について 哲学していくシリーズです。 ■今回の「いま、ここ」 人とは、社会とは、誰かの”仕事”により連結して共生している共同体です。 普段何気なく目にしているモノ、または見過ごしてしまっているモノ。 物言わぬ彼らも、実は誰かの”仕事”により生み

          【映像】いま、ここvol.1 ~マネキン工房のモノづくり~【新国立劇場 初台アート・ロフト】

          ”アーカイブ”という価値:      新国立劇場 初台アート・ロフトから始まる文化活動(その1)

          文化や芸術とは、人の目に触れることで初めて価値を発揮します。それは同時代に生きる人々の間だけでなく、時代を超えた関係でも同様です。 初台アート・ロフトでは、膨大な舞台芸術品を保存し、後世につなげるアーカイブ活動も行われています。舞台上での役目を終えた衣裳を適切に保管し、展示し、現代の美術品として引き継いでいく。そうすることで、文化はより豊かに醸成されていく。 今回はそのアーカイブ作業の様子をご紹介します。 ■衣裳保存の行程①真空パックで保管 長い本番を終え、衣裳たちが続々

          ”アーカイブ”という価値:      新国立劇場 初台アート・ロフトから始まる文化活動(その1)

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          【映像】新国立劇場 初台アート・ロフト ~オペラ『ホフマン物語』ジュリエッタ衣裳修復プロジェクト~

          眠りからさめた衣裳  今、カタストロフから自由になる  新国立劇場開場から20年余。数々の舞台を彩った衣裳は役目を終えて倉庫へ。 わたしたちは、そんな衣裳たちにもう一度命を吹き込み新しいステージを作りました。 終末から再生へ、そして価値を確認する。それは衣裳たちだけでなく、今、社会やわたしたちの身近にあるさまざまな事象にあるカタストロフから自由になり、新しい世界へ。そんな願いを込めました。 【『ホフマン物語』ジュリエッタ衣裳修復プロジェクト】 初台アート・ロフトでは、"舞台衣裳修復プロジェクト"として、劣化した衣裳の修復・復元を行い、その技術と記録を後世に伝えるプロジェクトが進行しています。 最初に手がけたのが、オペラ『ホフマン物語』のジュリエッタのドレスの修復。 衣裳は時を超えて語りかける。世界中に広がる"アーカイブ"という願い 衣裳を修復してそれを展示するというのは、アートの世界でもう一度いきさせるという特殊なもの。 人が一度きたものだから、そのときに不思議なことに魂が一個入っている。 それをまた人前に出すときに、今度はこちらの魂を込めた別の世界を用意してあげる。 するとどんどん成長していく。舞台のときとは違う意味を衣裳が持ち始める。

          【映像】新国立劇場 初台アート・ロフト ~オペラ『ホフマン物語』ジュリエッタ衣裳修復プロジェクト~

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          新国立劇場 初台アート・ロフト特集記事「ホフマン物語」ジュリエッタ衣裳修復プロジェクト~vol.1~

          衣裳を保存し、後世に繋げる価値を考える 新国立劇場の公開スペースには、「初台アート・ロフト」という名前の衣裳展示ギャラリーがあります。そこでは、実際に舞台で使用された衣裳や精巧なレプリカたちが、修復され、舞台とはまた違う空間で新たな輝きを放ちます。 後世に、モノを残す価値。 その意味を思索しながら新たに生まれ変わった展示スペースです。 初台アート・ロフト特集記事。記念すべき第一回目の対談相手は、ギャラリー展示を監修されている衣裳作家・桜井久美さん(アトリエヒノデ代表)と

          新国立劇場 初台アート・ロフト特集記事「ホフマン物語」ジュリエッタ衣裳修復プロジェクト~vol.1~

          新国立劇場 初台アート・ロフト特集記事「ホフマン物語」ジュリエッタ衣裳修復プロジェクト~vol.2~

          新国立劇場の公開スペースには、「初台アート・ロフト」という名前の衣裳展示ギャラリーがあります。そこでは、実際に舞台で使用された衣裳や精巧なレプリカたちが、修復され、舞台とはまた違う空間で新たな輝きを放ちます。 後世に、モノを残す価値。 その意味を思索しながら新たに生まれ変わった展示スペースです。 vol.1から引き続き、今回のお相手はギャラリー展示を監修されている衣裳作家・桜井久美さん(アトリエヒノデ代表)とテキスタイルデザイナーの牛尾卓巳さん(http://www.u

          新国立劇場 初台アート・ロフト特集記事「ホフマン物語」ジュリエッタ衣裳修復プロジェクト~vol.2~