「花」と「根」
1.
世の中の人は人の目につく部分ばかり見繕う
服、髪型、美容、経歴詐称、、、、、
外見で自分を大きく見せようとする
なぜかというとそれが一番ラクで手っ取り早いから
でもそんな付け焼き刃はすぐにバレる
人の目を簡単に惹き付けるためにノリで花をくっつけたような人より、目には見えないけれどしっかり根っこをつけた人の方が人間性の深みが違う
これがつまりオーラや顔つきや生き様なのだろう
根っこをつければ、花なんてものはあとは勝手に咲く
満開の桜の横にノリで花をくっつけたような造花を並べたらその筋の人は簡単に偽物を見破る
格付けCHECKのGackt様にでも見てもらおうか?
見る目がある人というのはこういう誰でもわかる花を褒める人ではなく、努力とか教養とか目には見えない根っこの部分を褒められる人のことを言う
「根が腐っててどうやって花を咲かすのか」(映画「セント・オブ・ウーマン」)
2.
世の中には表面上には現れてこないが、実は見えていない部分にとてつもない価値が眠っている事象は多い
地面から見えている葉の部分はちゃちくても、掘り返して見るととても大きな実が付いていたニンジンのように
表面に現れる部分の評価は誰でもできるが、この土に埋まっている部分を評価できるかどうかが人間としての質であるように感じる
「努力」なんかはまさにそうで、だからこそ俺はココの評価ができる人をめちゃくちゃ尊敬してしまう
口で言うのは簡単だけど、実際に見えない部分を評価するのはとても難しいことだと思うし、自分の周りを見渡してみてもこれができる人はとても少ない
スカウトの口車に乗せられて体を売っている風俗嬢もいれば、家族を養うために目的と意思を持って体を売っている風俗嬢もいる
一見しただけではこの違いはわからないので、男はみんな風俗嬢というだけで下に見てしまう
「大切なものは目には見えない」(小説「星の王子さま」)
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