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図書館の活用と、中古書店

作家、著者(出版含む)にとってあまり評判が良くなかったり、
商売敵のように言われることも多い両者。

確かに、ベストセラーの貸し出しや安価に手に入る本が大量に出回ることで「機会損失」が生じているという話しはうなずける部分もある。

しかし、図書館と中古書店には下記のような、こういった部分に貢献していると言えるのではないか?

ちょっと付き合ってください!

「知」への探求を加速させる!

図書館はジャンル別に本が置かれています。
同一ジャンルを徹底的に読み込もうと考えた時に、図書館は非常に便利。

確かにピンポイントで新刊を購入すれば良いかもしれませんが、どれだけ高額になるか想像もできません。

消費者にとってそれは現実的ではありません。

なので、図書館が充実していると特定のジャンルについて調べたいときに活用出来ます。

とりあえず、そこの棚にあるものを片っ端から「読み込む」という方法が可能だからです。

このエントリーでも書いてあるような方法を自宅ではなく、図書館で行うことが可能です。図書館に対して不満というか、要求があるのはこの部分で、「史料」にあたるような大事なものはそれ専門の閲覧室を。次に、学習目的なら個別机の学習室を多く、そして、ゆっくり本を読み進める人用の椅子は開架フロアに、として欲しい。

勿論、こうなっているところもありますが、そうでないところも多く、勉強目的の人より、ゆっくり過ごしたい人向けにしかなっていない場所もあると思います。

「ゆっくり向け」機能の方が前面に出てきているなら、冒頭に挙げた「商売敵」と見られるのも仕方ないかもしれません。

商売敵な部分もあるけど、学習への第一歩に貸本があって、やはり第一義には学習者を育て、活用してもらい、人材育成に繋がる為の機能が図書館だ!となって欲しいところ。

開館時間もそうですが、学生やビジネスパーソンが使うころに閉館しているのでは上記のような学習方法は取れず、貸出だけの利用しか出来ないですね。最近はリクエストがオンラインで出来るようになってきましたが、それでもピンポイントでしかなく、幅広い知的向上の場としては使いにくいのは確かです。

さて、次はブックオフなどに代表される中古書店。
こちらも安価に手に入るから商売敵とも言えますが、同じように積読学習をするのに大量購入を図るためにはありがたいところ。

もちろん、最新刊は手に入り難いし、ニッチなものは無いことの方が多い。
それに古すぎても手に入らない。

そういった「知的」な部分で考えると、最新は新刊書店でしか買えず、もっと古いものは従来の古書店でしか手に入らず・・・

なので、「商売敵」より、相互補完になるものとして捉えることも出来ます。

安価であるため、気になる系統の本を片っ端から購入しても20-30冊で2,000円-3,000円程度でおさまり、家計にも優しい。

積読もしやすくなりますし、自分の本なのでメモや付箋を付けるなど、活用しやすいのも確かです。


短期的には「商売敵」でも・・・

中長期的にみた場合、図書館や新古書店でも学習などや今後の需要喚起の視点で見ると大いに役立つと思います。

小説やベストセラーだって、そこで興味を持ってくれた人が新刊に手を伸ばすことも考えられるし、長い目で見れば自分で書くことに目覚め、「書く為の本」などに手を伸ばしたりするかもしれません。

必要なのは、知的向上、好奇心を満たし、育み、長い目でそういった文化を育み、母数を増やしていくことではないでしょうか?

読書案内もそうですし、作家のお勧め本もどんどんやっていけば、それだけ裾野も広がる可能性も高まります。

もちろん、短期的には可処分時間は限られており、ライバルとなる他の作家に時間を取られて「自分の本を手に取ってもらえる可能性が下がる」のもよく理解できます。

私も大学の監督という立場の時には、他大学のよい話を出すと、自分のところに来てもらえない、注目してもらえない可能性は考えていました。

ただ、短期的な視野だけで見ていると、シェアの奪い合いでしかなく、業界全体が萎みかねない危機感も持っています。

為すべきは、読書の楽しみ方や図書館、新古書店の活用方法を出版側も推奨し、住み分けや機能の違いを明確にし、業界全体が拡大、活性化することを考えていくことが大切かな、と考えます。

知的探求、好奇心を満たすのは楽しいし、これから更に変化が大きくなっていく世の中で、読書や学ぶことは益々大きなウエイトを占めることとなるでしょう。

かの、ホリエモンも読書に付いてこんな著書が出ています。
ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った【電子書籍】[ 堀江 貴文 ]

こういう方法を採るのには、新刊、図書館、中古書店、古書店とフル活用した方がイケると思います。もちろん、ネット、電子書籍も使えますね。

どうやったら徹底的に学べるか?
実現できるか?

これをすれば「こうなるよ」というのは堀江さんのような方が回答を示してくれているのでご意見を参考にしつつ。

これからの行き方に役立てていきましょう!

長くお付き合い頂きましたが、興味を持ってくれた人が居ましたらご依頼、ご連絡ください。

そして、おぉ、こんなやり方なら私も取り組んでみたい!
楽しく勉強しよう!

と思って頂けたら幸いですし、仲間が増えると嬉しいです。

参考

こういうのもやっています!
興味があれば是非ご連絡ください。

ヘッダー画像はBeautiful Free images|Unsplash:https://unsplash.com/ さんよりお借りしました。


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